【陸上競技部】第99回箱根駅伝事後インタビュー~Part8 8区・山本羅生選手
55年ぶりの箱根駅伝本選に挑んだ立大。総合18位と目標のシード権獲得には届かなかったが、往路5区間(107.5㌔)、復路5区間(109.6㌔)の計(217.1㌔)で江戸紫のタスキをつないだ。今回はレース直後の選手たちの声をお届けする。
※このインタビューは1月3日に行われたものです
8区・山本羅生(営2=松浦・長崎) 区間15位 1時間5分50秒
◆インタビュー抜粋◆
―レースを振り返って
本当に楽しく走れた21.5㌔だったというのが感想です。
―レースプランは
茅ケ崎で3位というのを走り終わってから聞いてびっくりしたんですけど、ある程度前半から見えるところで何校かいて、10㌔までに追いつこうと思って走っていたので、そういったところから攻める走り自体はできたのかなと思っています。
―最もキツかったところ
遊行寺の坂もキツかったですけど、基本的に13㌔ぐらいからキツかったです。
―レースの良かった点、悪かった点
良かった面としてはやっぱり前半から攻めることができましたし、10㌔までは本当に良い流れでいけていたので、そこは良かったです。悪かったところとしては後半粘れなかったところと、復路のキーポイントとなる区間を任されていて、そこに対して監督の期待に応えられなかったところです。
―コンディションは
正直調子が上がっているかどうか分からなくて、良くも悪くもないというのが正直な状態でした。
―どのような調整を行ってきたのか
長い距離なので疲労を抜き過ぎず、溜め過ぎずという感覚で、ある程度距離を踏みながら練習をしてきました。
―スタートラインにはどのような気持ちで立ったか
自分は後半区間ということもあって繰り上げが一番心配だったので、まず繰り上げ大丈夫かなっていうのと、前にどの学校がいるのかなというのをタスキもらう前には考えていました。(自分が)タスキ渡すときは本当につなげてよかったっていう、うれしいっていう感じだけでしたね。
―監督からはどんな言葉をかけてもらったか
レース前は「前と距離縮まってるから、(服部)凱杏(営3=佐久長聖・長野)が縮めてくれるから、前の3校か4校まで行っちゃおう」という話で、走っている途中は「去年のお前とは違うんだ、ここで出し切れないと1年間後悔するぞ」と言われたのが一番印象的でした。
―自身では去年と今年で違うところはどこだと思うか
タイム的な面もそうなんですけど、練習に関しても普通の練習プラスアルファでやって距離も踏めていたので、去年とは力量として自分の感覚的にも違うなと分かっていたので、そういうところなのかなと思っています。
―中山選手(コ3=九州学院・熊本)にどのような言葉をかけたか
「頼みます。頑張ってください、お願いします」って言って渡しました。
―沿道を見る余裕はあったか(大観衆を見て感じたことは)
立教の人がすごく多いなとは感じていましたね。湘南とか特に人がまばらな所がありましたけど、そこでも立教の人多いなって思ってました。沿道を見ていたら、紫のタオルだと思ってたら立教だということもありましたし、本当に立教の応援が多いなとずっと思ってました。
―今回見つかった課題
まず自分は大きな大会で100パーセ力を出し切るというところと、チームとしてはタイム的な面で足りていないところが多いと思うので、まずは数字にこだわることが大事なのかなと思いました。
―課題を今後の練習にどのようにつなげていきたいか
ここから冬季練習に入るので、まずけがなく乗り切って、春先は関東インカレや全日本(大学駅伝)の予選会があるのでそういったところで結果を出していきたいのと、個人としてもっとタイムを出していきたいと考えています。
―来季の目標
まずは5000㍍13分45秒と、10000㍍28分30秒で、ハーフで1時間2分30秒と、あと3000㍍で7分台、8分切りというのを考えています。
―最後に、改めて箱根駅伝とはどのような大会だったか
夢の舞台というか本当に憧れていた舞台だったので、走れて本当によかったなというのがあるんですけど、やっぱり自分の力を出し切れないというか、(規模が)大きすぎて緊張してしまったのもあったので、また来年走りたいなと思いました。
(1月25日 取材・武田麻友香、編集・熊谷光洋)