【ソフトテニス部女子】新チームで日体大撃破!シーズン最後の団体戦で準優勝

◆令和4年度関東⼤学選抜・⾼校選抜ソフトテニス対抗戦兼ジュニア研修会◆

1126日~27日 埼玉・彩の国くまがやドーム

初の開催となる今大会。各学連から選抜されたチームが大学・高校の垣根を越え熱戦を繰り広げた。立大は危なげなく1日目を終え、1位トーナメント進出。2日目は来春ぶつかる1部校と対戦した。初戦・日体大戦でストレート勝ちを収め、続く国学院大戦は3番手が意地を見せ勝利。決勝では一歩及ばず敗戦したが、各ペアが持ち味を最大限発揮した。

スマッシュを放つ立花(コ3=山陽学園高)

初戦の相手は、今シーズンの団体戦で完敗している日体大。1番手、水澤(文3=北越高)・立花ペアはG2-2に追いつかれると勝負強さを発揮。第5ゲームのゲームポイントでは、後衛・水澤が相手の体勢を崩し、高く上がったロブを前衛・立花が力強いスマッシュで仕留めた。また、第6ゲームのマッチポイントでは、今度は弧を描いたスマッシュで意表をつき得点。1勝目を挙げた。続く奥田(現2=就実高)・寺川(文2=昇陽高)ペアは、序盤にミスが続きG1-3と先手を取られる。しかし、その後はダブル後衛らしくラリー戦を展開しミスを誘う。流れをつかみG3-3に持ち込んだ。ファイナルゲームではスピンをかけた変化球を織り交ぜ、相手を上回った。新チームがついに日体大の牙城を崩した。

赤川(現3=埼玉平成高)・竹和(文1=文化学園大杉並高)とハイタッチするベンチメンバー

準決勝で対するは今春1部昇格を果たした国学院大A。水澤・立花ペアが主導権を握り快勝するも、寺川・奥田ペアが敗れ勝敗は赤川・竹和ペアに託された。相手の勢いを前に受け身のプレーが続き、G0-3に。直後、第4ゲームを取ると、相手の連続ミスで第5・6ゲームも奪う。流れは完全に立大。ファイナルゲームは赤川の負けん気が光った。1点差に詰められた場面で、赤川のストレートパッシングがさく裂。最後は相手のネットで試合終了。3番手の重責をはねのけ、準決勝をものにした。

バックハンドを放つ奥田

決勝でも水澤・立花ペアが安定した試合運びで先勝。寺川・奥田ペアはコートの隅を突く深いボールで翻弄(ほんろう)し第1ゲームを奪う。しかし、厳しい態勢でも球の威力が落ちない後衛・牛留に苦戦を強いられた。シーソーゲームが続き、またも最終ゲームへ。4-6で迎えたマッチポイント。奥田のロビングがベースラインを割った。赤川・竹和も敗れ、惜しくも準優勝となった。

賞状とトロフィーを持ち笑顔を見せる団体戦メンバー

ジュニアジャパンカップで不在選手がいたものの、新チームでの準優勝は快挙だ。インカレ団体戦で勝ちきれない試合が続いた水澤・立花ペアは全戦全勝。頼もしいペアに成長した。赤川・竹和ペアは結成後初の公式戦で抜群のコンビネーションを見せ、新たな可能性を示した。特に赤川の復調は、チームに大きな影響をもたらすだろう。

(12月15日・安倍のぞみ)

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