【野球部】戸丸が逆転本塁打!早大との乱打戦を制す〈秋季フレッシュトーナメント〉
◆2022秋季フレッシュトーナメント◆
11月8日 Aブロック 対早大 明治神宮球場
6日まで天皇杯を巡る熱い戦いが繰り広げられた明治神宮野球場。興奮冷めやらぬ中、始まったのは1、2年生のみが出場するフレッシュトーナメント。各大学将来のスター候補たちが集い、白球を追いかけた。 若きタテジマナインが迎えた初戦は序盤から早大に試合の主導権を握られる展開に。4点を追いかける7回、戸丸(コ2=健大高崎)の3点本塁打など一挙6得点を奪い逆転に成功する。最後は平本(文1=鎌倉学園)が3回を無失点に抑え見事勝利を飾った。
この日は初回から得点を互いに取り合う乱打戦。中盤から徐々に突き放され4点ビハインドで終盤7回に入る。この回先頭の平野(コ2=春日)、菅谷(コ2=市立船橋)の連続安打でチャンスメイク。2死となり迎えた6番・齋藤大(コ2=東北)、代打・渡邉翔(文2=本庄東)、代打・鈴木唯(コ1=東邦)が3者連続適時打を放ち1点差に。スタンドに押せ押せムードを演出し、逆転の雰囲気を作り出す。なおも二、三塁のチャンスで打席に入ったのは途中出場の戸丸。「みんながつないで点を取ってたので、自分もどうにか後ろのバッターにつなぐという意識でした。」フルカウントから内角高めの133キロ直球をフルスイング。思いを乗せた打球は大きな弧を描き、左翼スタンドに飛び込んだ。逆転となる3点本塁打にベンチ、スタンドともに拍手で沸いた。
投げては7回表から登板した平本が堂々たる神宮デビューを飾った。7回を3人で切り抜けると、ルーキーらしい元気いっぱいの全力ダッシュ。仲間が待つベンチに向かい喜びを爆発させた。勢いそのままに直球、スライダー、チェンジアップを上手く使い8回以降も凡打を積み重ねる。9回も3者凡退、3回を投げ1安打無失点の快投で試合を締めた。
山田世代はスタメンの多くが4年生だった。彼らが卒業することで多くの空いたポジションが生まれる。今回の戦いは下級生にとってメンバー入りへアピールを行う数少ない舞台。春季リーグ戦に向けたサバイバルレースは秋の神宮で過熱している。
(11月9日・大内貴敬)
◆コメント◆
逆転本塁打を放った#2戸丸
「(試合前の意気込み)リーグ戦に出させてもらっていたのですが、(今日は)スタメンを外されてすごい悔しい気持ちを持っていて、試合に出たらチームのために貢献できるように頑張ろうっていう気持ちを強く持って挑みました。(今後の秋冬で成長したい部分)いろいろなことの確率を上げる、安定性を出すことです。(フレッシュトーナメントの目標) 結果としてはもちろん優勝を目指していますが、それよりは自分達の野球で勝ちをもぎ取るというのが目標です。」
好リリーフを見せた#17平本
「(今日の試合の感想)思いきり楽しく投げられたのが1番かなと思います。(初めての神宮?) そうです!(投げてみてどうでした?)投げる前は緊張したんですけど、マウンドに立ったら早大は自分より格上の打者ばかりだったので、楽しく勝ちを持ってこれるように投げようというふうに投げていたら逆転して勝てたので良かったです。」