【バスケットボール部】「自信を持てるようになった」 2部残留に望みをつなげた大きな勝利!
◆第98回関東大学バスケットボールリーグ戦 2部◆
10月29日 駒沢オリンピック公園 総合運動場 体育館 第20戦
2ヶ月に及びしのぎを削ってきたリーグ戦も残すところわずか。2部残留のため勝利を切望する立大が20戦目に対峙したのは、1巡目で敗戦した関東学大。序盤から得意の攻撃型を展開し、リードを奪う。後半は足踏みを強いられるなど苦しい局面もあったが、最後まで攻めたプレーを貫き、見事試合を制した。残留に望みを託す大きな勝利となった。
第1Qから立大が主導権を握る。F#27富田(社2)を中心に、体格の大きな選手にも屈せず徹底した守備を見せ、相手に得点を与えない。「少しでも相手選手にストレスを感じさせるようなプレーを意識した」と語るように、強固なディフェンスが立大に流れをもたらした。守備から一転した攻撃ではSG#8高橋(コ3)がゴール下でフェイントをかけ、翻弄された相手を背後にフリーでレイアップシュートを決める。得意の速攻を連発し、果敢にゴールを目指し攻め続けた立大は瞬く間に7点差まで引き離す。続く第2QもSG#22大畑(済2)を中心に得点を重ね、勝利の機運を高めた。
しかし第3Qに突入すると、相手の猛攻に主導権を奪われてしまう。高速なパス回しに操られ、思うように攻撃ができず、自然とコート上の掛け声も弱まる。しかし、秋リーグを通し着実に成長した立大バスケ部は簡単に引き下がらない。「あくまで自分達はチャレンジャー」兜の緒を締め直し迎えた最終Q。#22大畑がペイントエリアに勢いよく切り込み相手DFを誘導し、アウトサイドでフリーとなったG#70高柳(観2)が得点。一進一退の攻防が繰り広げられるが、前半で広げた得点差が選手を後押しする。試合時間残すところ19秒でリバウンドを勝ち取った立大。ボールをキープできれば立大の勝利が決まる展開に、思わず相手がタイムアウトを取る。しかし試合再開後も攻めの姿勢を止めることなく追い討ちで得点を決め、安堵と喜びの表情で勝利の瞬間を迎えた。
2部リーグでは全12校が争い、11位以下は自動降格ラインとなる。関東学大にリベンジを果たした立大は今節で5勝目を挙げ10位 となり、残留への望みをつないだ。リーグ戦はわずか2試合を残し、選手たちにとって絶対に負けられない一戦が待ち構えている。肌で感じた自身の進化を存分に発揮したいところだ。
(11月8日・平野琴海)
◇コメント◇
富田選手
―今日の試合に向けて
この試合に勝たなければリーグ残留の目標が途絶えてしまうので、是が非でも勝ちに行くという気持ちで臨みました。
―試合を振り返って
自分達の持ち味である攻撃型を展開することができ、個々人が自分の仕事を徹底できていたので内容としても結果としても非常に良い試合だったのではないかと思います。慢心することなく、最後まであくまで自分達はチャレンジャーであるという意識があったと思うので、その点は良いところであったと思います。
―体格差のある相手との戦い
高さやフィジカルの部分で負けてしまうことはわかっていたことなので、少しでも相手選手にストレスを感じさせるようなプレーを意識していました。
―前回の試合から調整したこと
特にこれといったことはないと思います。試合を重ねるごとにチームが成長していることを全員が肌で感じており、選手一人一人が自分のプレーに自信を持てるようになったからこそ今回の勝利に繋がったのではないかと思います。
―チームの課題
反省点は相手に流れが傾いている時に、コートにいる人間の声がほぼない状態になってしまうことです。その時に声を全員が出すことができればまた一つチームとして成長できるのではないかと思います。