【ソフトテニス部女子】新体制で2部完全優勝!悲願の1部リーグ昇格決定
◆令和4年度関東学生ソフトテニス秋季リーグ戦◆
10月1日~2日・15日 千葉県白子町サニーコートなど
立大ソフトテニス部女子がついに1部へ帰ってくる!4年生の引退から約1カ月、代替わり後初の公式戦となる秋リーグ戦が行われた。リーグ戦では、無敗対決となった東経大戦で奥田(現2=就実)・立花(コ3=山陽女子)ペアが激戦を制し、2部完全優勝。入れ替え戦では新主将・水澤(文3=北越)の圧倒的なプレーで勝利を収め、4年ぶりの1部昇格を果たした。
2部リーグ戦(10月1日~2日)
2部リーグ戦の山場は2日目に訪れた。3回戦で本大会初めてゲームを落とし1勝1敗。勝負の行方は3番手の奥田・立花ペアに託された。序盤、前衛・渡部のスマッシュに対応しきれず、第1・2ゲームを連続で落とす苦しい流れに。
それでも、ポイントごとに間を取り自分たちのプレーを確かめ合う。9月のインカレ個人戦・秋リーグ戦と強豪相手に経験を積んできたペアの信頼関係は揺るがない。厳しい試合展開にも「不安なく集中できた」(立花)と冷静だった。
すると、第3ゲームでは後衛・奥田が相手の体勢を崩し、前衛・立花がスマッシュを決める持ち前のプレースタイルが復活。勢いそのまま、第5・7・8ゲームを奪った。
ファイナルゲームは、互いに連続でポイントを取り合う大接戦に。奥田が長いラリーを制し、迎えた6-5の場面。立花がバックハンドでコート右側に打ち込み、勝利。両手で力強くガッツポーズし、奥田と強く抱き合った。コートの外では、新主務・江頭(観3=文化学園大杉並)が涙ぐむ場面も。この1戦でさらに勢いづいたチームは、その後の試合も危なげない試合展開で全勝。2部完全優勝を収めた。
入れ替え戦(10月15日)
迎えた入れ替え戦。対戦校・青学大の出場人数が不足していた関係で、立大がアドバンテージで1勝を獲得。試合はシングルスの水澤とダブルスの奥田・立花が同時に行われ、どちらかが勝った時点で1部昇格決定となった。
チームに1部昇格をもたらしたのは、新主将の水澤だった。前週の栃木国体では新潟県代表としてシングルスで全4試合に出場。国体で研ぎ澄ましたプレー感覚を携え、静かな闘志を燃やしていた。
得意の中ロブを中心に攻め込み、試合開始直後から主導権を握った。軽やかなプレーで相手よりも先に攻め、チャンスボールは先に仕留める。試合時間わずか30分のスピード勝ちで念願の1部昇格をつかみ取った。
春リーグ戦のリベンジを果たし、2018年以来4年ぶりの1部昇格となった。1~3年生にとって1部リーグは初めての舞台だ。「もっと練習を頑張りつつ、どのチームよりも明るく楽しく試合をしたい」(水澤)。来春のリーグ戦で、1部校相手にどのようなプレーを見せるのか。立大ソフトテニス部女子の快進撃が幕を開けた。
(10月31日・武田麻友香)
・コメント
上野コーチ(2015年度卒)
―1部昇格おめでとうございます。今の率直な気持ちを教えてください
率直な気持ちは、うれしいです。前々から上がる実力はあったので、やっと上がれたなっていう感じです。でも上がって安心してるとすぐに2部も見えてきちゃうので、安心しないでもう一回みんなで頑張っていきたいなという気持ちです。
―コーチが現役のころと比べて今の立教の強みやらしさは何ですか今の代は名の知れてる選手が多い中で、みんなすごい向かってこられて大変そうだなっていうのはあります笑。チームとしては強いなっていうよりも上手いっていう感じ。私達のときは結構汚いテニスでも勝気みたいなところがあったんですけど笑。今はきれいにテニスする感じがあるので、もっとがむしゃらに向かうことが課題としてあるのかなと思います。チームとしてはすごく明るくて元気で、みんながみんなを応援しているのでいい環境なのかなと思います。
―今後1部の相手と戦う中で、選手たちにどのような戦い方をしてほしいですか
汚くても泥臭くても1点を取る強さを持った選手になってもらいたいなと思います。受け身になっちゃうと絶対負けちゃうので。とりあえず向かって行く、ガンガン行くみたいなところですかね。選手自身がきれいなテニスをするので難しいなと思うんですけど、気持ち的にはそうあってほしいです。
―現時点で具体的な目標はありますか
それはまあできたら優勝したいですね笑。選手たちが向かって行く試合ができていたら結果はついてくると思うので、そういう気持ちで試合ができたらいいかなって。でもあまり結果にはこだわらないでテニスをするのが大事かなと思います。勝ってた方がうれしいですけど、それがプレッシャーになって試合をするのはなかなかきついと思うので、楽しんでみんなでやった結果優勝できたらいいなと思います。