【剣道部】女子団体、幾度の接戦制し7年ぶり関東3位!「苦しい中でも勝てるチーム」

48回関東女子学生剣道優勝大会

9月19日 武蔵野の森総合スポーツプラザ

全日本団体の出場権を懸けて行なわれた今大会。立大は接戦に次ぐ接戦を勝ち上がり、同大会7年ぶりとなる3位入賞を成し遂げた。準決勝では日体大に競り負けたものの、全国の舞台に向けてさらなる飛躍を誓った。

初戦から緊迫感あふれる展開だった。次鋒・大西(文2)が相メンを繰り出すなど惜しい場面はあったものの両チーム1本を譲らず0-0。代表戦を任された大将・鈴木(法2)がコテを決め、勝利を収めた。

続く3回戦は大西がメンで先制するも、1本を返される。その後も互角の戦いを繰り広げ1-1と引き分け、本数も並ぶ。またしても代表戦にもつれこんだ。再び試合場に立ったのは鈴木。休憩を挟むほどの長時間のにらみ合いの末、メンを叩きこむ。この勝利で、全日本出場を決めた。

引きメンを狙う大西(文2)

4回戦は梅澤(法1)と鈴木の1本勝ちで快勝。準々決勝では先制を許すも、中堅・相馬が上段相手に2本勝ちをもぎ取る。さらに鈴木によるダメ押しの1本で、差をつけて城西国際大を下した。

コテを決める鈴木(法2)

全日本出場を懸けて、朝から82チームがしのぎを削った。8組同時進行で絶え間なく試合が行われていたこの会場に残るのは、今や準決勝に勝ち上がった4チームのみ。

スタンドから多くの人が見守る中、立大と日体大による戦いの火蓋が切られた。

先鋒は福居(文4)。積極的に仕掛けてくる相手の剣さばきをいなしつつ、自身も攻撃を繰り出す。鍔迫り合いから間合いを整えた直後、互いに飛び掛かる。相メンを決めたのは福居だった。1本リードで、次鋒、中堅と引分けが続く。試合が動いたのは副将戦。激しいぶつかり合いの中、倉田が反則の判定を下される。仕切り直した後、2本のメンを叩きこまれた。大将戦では、鈴木が健闘も1本が出ず。結果は1(1)-1(2)で本数負け。僅差で決勝進出を逃した。

あらゆる局面で勝負強さを見せつけた立大。きたる11月13日、各地の強豪がひしめく全日本が待ち受ける。選手たちが見据えるは優勝の二文字だけだ。

(10月17日・菅野真理香)

◇コメント◇

相馬選手

ー本日の感想
初戦からすごく苦しい戦いばかりでした。でもその中で大将の鈴木がすごく頑張ってくれて、上に行けば行くほど「チームで勝ってるな」という感じがしました。今まで練習試合をしてきた時より苦しい状況が多かったので、3位というのはすごく自信になるし、こんなに苦しい中でも勝てるチームなんだなって改めて感じることが出来ました。

ー2試合連続で代表戦にもつれこんだが
まだ1試合目と2試合目は課題が多く残ったと思っていて、1本を決めきれてない部分が沢山あったので、これからしっかり克服していこうかなと思います。(ー決めきれなかった要因は)いいところで技は出ているのですが、その後の押し込みだったり、1本に決める気持ちがまだまだ足りてないのかなと思います。

ー城西国際で負けている状態で回ってきて2本勝ちだったが
相手が上段だって知らなくて最初中段で考えてたんで、始まる前は「自分がやりやすい相手だったら1本取ろうかな」って思ってたんですけど、上段って分かった時に自分がここで取るしかないなと思って頑張りました

ー全日への意気込み
まだ1ヶ月ちょっとあるので、今回でた課題を克服して、優勝目指して頑張りたいと思います

 

鈴木選手

ー本日の感想
最初の試合はなかなかもたれて、どうなるかなっていう心配はあったんですけど、代表戦の時にチームのみんなが「できるできる」って盛り上げてくれて、自分も強気でいけたし、最後は負けちゃったけど最後まで雰囲気良く終われたので、いい試合をずっとできたかなと思います。

ー目標はどこに置いていたのか
優勝でした。手前で1本取れなかったのでそこは課題かなと。

ー1試合目と2試合目で代表戦が連続。特に2試合目はかなりの長期戦になったが
結構体力も疲れてて、後半は。でもそこで集中切れちゃうと絶対相手にバレるので。休憩入った後とか立ち上がりはしっかり集中して、最後の最後までやりきって、1本とろうっていう気持ちで。とりあえず集中を切らさないで、強気で行くようにしてました。

ーチームの強みは
やっぱり雰囲気は日本一だなと。先輩後輩関係なく、悪いところは悪いって言うし、良いところはめっちゃ褒め合えるし。何でも言い合える関係を築けてると思うので、それを全国までにさらに良くできたらと思います。

ー全日本に向けて意気込み
あと1カ月ちょっとあると思うので、それまでこの雰囲気を忘れないように、自分の実力も上げながら、次は全国大会で優勝できるように、実力も雰囲気も上げていけるように1カ月ちょっと頑張りたいと思います。

関連記事一覧