【野球部】西川晋の本塁打で先制も、逆転負けで優勝の夢はついえる…
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◆2022年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
10月16日 対早大 明治神宮球場
打者成績
位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 本塁打 |
[7] | 宮﨑(コ4=大阪桐蔭) | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[6]5 | 柴田恭(コ2=東明館) | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 |
[8] | 道原(法4=駒大苫小牧) | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[4]3 | 山田(コ4=大阪桐蔭) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[3] | 畑(営3=浦和学院) | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 柴田颯(社4=札幌一) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 佐藤(コ4=福岡大大濠) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 沖(法2=磐城) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 吉野(コ1=仙台育英) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[9] | 安藤碧(社3=明石商業) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[5]4 | 西川晋(コ3=智辯和歌山) | 4 | 3 | 2 | 0 | 1 |
R | 諸藤(コ4=東農大第二) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[2] | 黒岩(法4=静岡) | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 吉岡(コ4=広陵) | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[1] | 池田(コ3=智辯和歌山) | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
1 | 野口(コ3=東海大相模) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 鬼頭(文2=横浜) | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
R | 森村(法4=國學院久我山) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 島田(コ4=龍谷大平安) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 宮(営4=國學院栃木) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[6] | 井上剛(コ4=佐久長聖) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
池田(コ3=智辯和歌山) | 4 1/3 | 72 | 3 | 6 | 1 | 0 |
野口(コ3=東海大相模) | 1 2/3 | 21 | 1 | 0 | 1 | 0 |
島田(コ4=龍谷大平安) | 0 2/3 | 14 | 2 | 1 | 1 | 2 |
宮(営4=國學院栃木) | 0 1/3 | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 |
沖(法2=磐城) | 0 0/3 | 13 | 4 | 0 | 0 | 1 |
吉野(コ1=仙台育英) | 1 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 |
前日の早大1回戦を落とし、優勝にはこれ以上落とすことができない一戦。立大は2回に西川晋(コ3=智辯和歌山)が2点本塁打を放ち幸先よく先制する。投手陣は先発・池田(コ3=智辯和歌山)と野口(コ3=東海大相模)のリレーで6回を無失点に抑える。しかし7回に追いつかれると、8回には逆転を喫し、そのまま試合終了。悔しい敗戦となった。
負けられない一戦、先発に池田を送り出す。秋復活を遂げた右腕は、7回1失点の好投を見せた東大戦に続く好投を予感させるピッチングを見せる。すると好投に応えたい打線は2回に2死一塁、打席には6番・西川晋。カウント3-1からの5球目を引っ張った。放った打球は秋の高い神宮の空を切り裂いた。レフトスタンドに飛び込む2点本塁打で先制に成功し笑顔が爆発した。
しかし池田が何らかのアクシデントで5回の途中に1死一塁で降板。代わってリーグ初登板となる野口がマウンドに上がる。初登板とは思わせない冷静なマウンドさばきを見せた。小さな体から繰り出すダイナミックなフォームで早大打線を封じる。牽制でランナーを刺すなどピンチを切り抜けた。1回2/3を無失点に抑えてみせる。
打線はなかなか追加点を奪えない苦しい展開。すると7回にピンチを迎える。島田(コ4=龍谷大平安)が2死一、三塁のピンチを迎え、熊田(3年=東邦)の適時打で1点に迫られる。代わった宮(営4=國學院栃木)の暴投で追いつかれてしまう。
8回には連投となる沖(法2=磐城)が早大打線に捕まる。西武ドラフト1位と公表されている蛭間(4年=浦和学院)に安打を浴びると続く打者にバスターを決められるなどし、吉納(2年=東邦)の適時打で逆転された。なおも続く無死満塁のピンチで吉野(コ1=仙台育英)がマウンドに上がる。持ち味の速球を投げ込み、続く3人の打者を凡退に。1年生ルーキーが来年からの飛躍を予感させる見事な投球を披露。1点差のまま最終回の攻撃に望みをつないだ。
9回1死から西川晋が内野安打で出塁すると、代打・吉岡(コ4=広陵)も四球を選び1死一、二塁の一打同点のチャンスをつくる。ここで打席には井上剛(コ4=佐久長聖)。初球を捉え打球はセンターに抜けたように見えた。しかしシフトに阻まれ痛恨の併殺打に。敗戦で勝ち点を落とした。
現在リーグ戦の成績は4勝5敗1分。1カードを残したまま優勝を逃すことが確定した。残す試合は明大戦。現4年生がいる最後のカードとなる。賜杯への道が断たれたが、最後まで目指すのは勝利のみ。近年最強と呼び声高い「山田世代」の有終の美を飾れるか。2週間空く中でうまく気持ちを切り替え、4年間の集大成を見せ、目標に掲げた「進化」の一年を締めたい。
(10月16日・山岡雄一郎)
◆コメント◆
好リリーフの#14野口
「(今日の感想)いつもよりは作る時間が長かったので、良い緊張感で準備できて良いピッチングにつながったのかなと思います。(1年ぶりの登板となったが)フルカウントというあまりない場面で変わったので逆にもう吹っ切れて。思いっきり投げられて、ストライクが入ったのかもしれないです。(最終カードの意気込み)残りの4年生と一緒にする試合を楽しむのはもちろん、最後くらい勝って終わりたいので、その勝ちに貢献できるように頑張ります!」