【フェンシング部】関カレ開幕!フルーレ個人はルーキー増田が17位
◆第74回関東学生フェンシング選手権大会◆
10月11日 駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館
関東一を決定する関カレ。初日は男女フルーレ個人戦が行われた。フルーレ種目では両腕、両足、頭部を除いた胴体のみが有効面となり、その有効面を突くことでポイントが獲得できる。また、先に攻撃を仕掛けた方が「攻撃権」を持ち、攻撃権を奪われた場合は相手の攻撃を一度防御してから攻撃をしなければならない。瞬時に行われる攻撃と防御の駆け引きがこの種目の見どころである。立大からは女子1名、男子3名が出場。そのうち大会初出場の増田(済1)が17位、橋本(済1)が34位と活躍を見せ、立大チームに弾みをつけた。
関カレ初出場にして好成績を残し、全日本学生選手権(インカレ)の出場権をつかんだ1年生の増田。予選では全4試合を通して失点は1点のみ。次々と相手の胴を突きポイントを重ねる電撃戦を見せ、磨かれた実力を発揮した。続く1回戦も危なげなく突破し、迎えた2回戦。対戦相手は1回戦で立大橋本を下した仙波(法大)。開始10秒で先取点を奪われると、そのまま1ー4まで一気に点差をつけられてしまう。しかし、1セット目を1分残したところから増田が反撃を見せる。思い切ったプレーで徐々に点差を縮め、8ー6と逆転に成功。このままリードを守り逃げ切りたいところだったが、1分間のセット間ブレイクを挟み、2セット目が開始された直後に連続で7得点を失点し敗戦となった。「集中が切れてしまった」と増田は振り返る。
ベスト16入りを果たすことはかなわなかったが、結果は17位と増田の大学フェンシングは快調に進んでいる。11月に開催されるインカレではさらに集中力を研ぎ澄まし、頼もしい戦力として成長した姿に期待したい。
(10月14日・平野琴海)