【野球部】山田が二戦連続本塁打！投手陣は２失点に抑え粘り勝つ！〈秋季リーグ戦　東大１回戦〉

≪東大戦の展望はこちらから≫

◆2022年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

10月８日　対東大　明治神宮球場

法大戦で今季初の勝ち点を獲得したタテジマナイン。一度は遠のいたかと思われた優勝に向けて、もう負けは許されない。なんとしても白星を飾るべく、チーム一丸となり東大戦へと挑んだ。初回から山田（コ４＝大阪桐蔭）が本塁打を放ち、一気に２点を先制。その後は打線がつながらず７回には同点に追い込まれるも、続く８回に安藤碧（社３＝明石商業）の適時打で２点を追加。４ー２で勝利し、明日へと希望を繋いだ。

２点本塁打を放つ山田

初回から大きな展開を見せた今試合。先頭打者の西川晋（コ３＝智辯和歌山）らが高めの打球を捉えるも出塁できない中、立大のスピードスター・道原（法４＝駒大苫小牧）が登場する。調子を上げている男は打球を右翼へと力強く飛ばし、一塁へと駒を進めた。道原に続くのは主砲・山田。持ち前の選球眼で初球は冷静に見逃し、２球目の真っ直ぐを完璧に捉える。響き渡る快音とともに打球はどんどん伸びていき、左翼席へと吸い込まれた。２戦連続の本塁打に本人も思わず爽やかな笑みをこぼす。試合開始後10分も経たないうちに２点を先制し、立大健児たちの闘志もさらに燃え上がる。

７回２失点の力投を見せた池田（コ３＝智辯和歌山）

先発としてマウンドに上がったのはエースの一人・池田（コ３＝智辯和歌山）。１回裏では先頭打者の出塁を許すも、その後は要所を締めるピッチングで打線を制圧した。しかし３回、甘く入った高めの球を振り抜かれ一塁へ。東大の勢いは止まらず、得意の足攻で盗塁を成功させるなど、立大は一気に２死三塁の危機に陥る。焦る気持ちからか、続く打者への２球目を捕手・黒岩（法４＝静岡）が捕逸し１点を献上することに。悔しさが募るも、周りからの声掛けもありバッテリーはすぐに立て直した。これ以上の進塁は許すまいと次打者を三振に仕留め３回を終える。その後も３イニング連続三者凡退と意地を見せたが、迎えた７回でまたもや東大打線が牙をむく。池田の暴投も絡み、２ー２の同点へと追い込まれた。

二塁打を放つ道原

直後の８回、立大打線が反撃の狼煙を上げた。道原が不穏な空気を吹き飛ばすかのよう、豪快にスイングし打球を右翼へと飛ばす。さらに、続く山田の進塁打、宮崎（コ４＝大阪桐蔭）の四球で一気に２死二、三塁へ。絶好のチャンスの中、打席に立つのは今回がリーグ戦初スタメンの安藤碧。「ベンチのみんなが思い切っていけよと言ってくれたので、気持ちは楽に打席に入れていました」。落ち着いた様子でバットを握り、４球目を捉えた。打球はセンターへ抜けていき、２人の走者が生還を果たす。立大の勝ち越しにベンチの盛り上がりは最高潮。８回から登板した沖（法２＝磐城）が残りの２イニングをパーフェクトに抑え、試合は４ー２で幕を下ろした。

適時二塁打を放つ安藤碧

中盤は苦しい展開が続いた今試合。しかし、タテジマ軍団は優勝に向けて着実に歩を進めている。明日の２回戦も「進化」した姿を見せてくれるに違いない。

（10月８日・仙丸愛里香）

◆コメント◆

１回に２点本塁打を放った#10 山田

「（今日の感想）自分たちが優勝するためにはもう勝つしかないんで、目の前の試合に勝つっていうことだけを考えてやりました。（二戦連続本塁打、調子はどうか）状態は上がってきているので明日もまた打てるように。（明日への意気込み）ほんとに２戦で勝ち点とれるように、初回からやっていきたいなと思います。」

８回で適時２塁打を放ち勝利に導いた#28 安藤碧

「（今日の感想）厳しい試合だったんですけど、なんとか勝ててよかったなと思ってます。（８回の打席について）ピッチャーが踏ん張ってくれてたんで、なんとかチームを勢いづけれるヒットを打てて嬉しかったです。（明日への意気込み）今日の勝利でチームが勢いづいてると思うんで、油断せずにしっかりと一戦必勝で向かっていきたいと思います。」