【バレーボール部】白星ならずも、“らしさ“見せつけた
◆2022年度秋季関東大学バレーボールリーグ戦◆
9月24日 対大東大 立正大学
第5戦で立大は1部所属経験もある青学大に、3–0でストレート負けを喫した。スタメンが欠けた状態で試合に挑んだが、敗戦の無念を晴らすべく奮闘した。激しいデュースの末に第1セットをもぎ取ったものの、続くセットでは相手の鋭い攻撃に対応できずリードを奪われる厳しい展開に。主導権を奪い返すべく一丸となって戦ったが、続けて3セットを奪われ敗戦となった。
第1セットは青学大戦から調整したブロック守備が十分に効果を発揮した。弾いたボールのフォローまで徹底し攻撃までつなぐ。#1星倉(文4)と#13鎌形(済2)の絶え間ないスパイク攻撃で点数を重ねた。デュースにもつれ込み、28―28と両者譲らない緊迫した展開に。しかし、ここで主審から判定ミスにより既に26ー24で立大が勝利していた旨を告げられる。コートチェンジを終え、第2セットに備えていた両チームだが、28―27から第1セットが仕切り直されるというさらなる異例の事態に見舞われた。困惑した雰囲気の会場に包まれるなか、#13鎌形が冷静にレフトからスパイクを決め、無事セットを勝ち取った。
第2セットでは相手のスパイクやクイックなどの速攻攻撃に対応できず、点差を広げられる。相手校のサーブミスが相次ぎ、逆転のチャンスはあったものの点差を詰めることができない。途中交代した#19高橋(社4)がおとりとなり、相手のブロックを崩す。フリーとなった#1星倉が着実にスパイクを決める盛り上がりもあったが、勢いに乗り切れず2セット目を落とした。
第3セットを取り返したい立大。またしても相手の強烈な攻撃に苦戦する。しかし、セッター#9中田(済2)の采配が光る。センターにトスが上がると見せかけ、後衛にバックアタックを打たせる。相手の意表を突き、守備を崩したところで再度センター攻撃による決め打ち。一糸乱れぬトスアップと多様な攻撃形で相手の守備を翻弄し、逆転を狙う。21―23まで追い上げた立大だが、ネットタッチの厳しい判定が下され、3セット目も落としてしまった。
なんとしても奪い返したい4セット目。序盤から立て続けにスパイクが相手のブロックに阻まれ1ー5の4点差に。相手のサーブミスで窮地を脱するも、依然リードを許す展開。流れを変えるには連続得点を獲得したいところだが、立て続けに厳しいネットタッチの判定が下った。それでもリベロ#8大嶋(コ3)を中心に前向きな声かけで気持ちを切り替えようと努める。最後まで強気な攻撃を見せたものの、点差を縮めることができず、敗戦を喫してしまった。悔しさを滲ませるも、「良い動きができていた」と主将星倉は語る。
ベンチに控えるメンバー含めにぎやかな雰囲気に包まれる立大チーム。残り少ないリーグ戦も持ち前の個性を発揮し、白星をつかみたい。
(9月29日・平野琴海)
◆コメント◆
#1星倉選手
ー試合の感想
1人スタメンの子が来られなくて急遽メンバーが変わったんですけど、それにしては良い動きで試合に臨めた。先週はフルセットで負けて悔しい思いをしていたしリーグ戦は負けの方が多いので今回も勝つ気持ちだった。
ーチーム内の声かけ
自分達の良いところとして、いい意味でふざけてるというか。みんな心はもちろん熱いけど、良い流れを持ってくるためにみんなでふざける。そこで誤審があっても熱くならずに楽しいように持っていけた。それが1番の良いところかなと思います。
ー意気込み
明日は今全敗中の相手なのでここ必ず勝たないと行けない試合だと思う。主力メンバーがいないっていうのを言い訳にしないで誰が出ても勝てるチームを作っていく、作ってきてるはずなので明日は必ず勝って終わりたいと思います。