【野球部】打線が抑え込まれるも投手陣が奮闘。しかし1点及ばず2回戦を落とす〈秋季リーグ戦 慶大2回戦〉
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◆2022年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
9月26日 対慶大 明治神宮球場
打者成績
位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 本塁打 |
[8] | 道原(法4=駒大苫小牧) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[5] | 西川晋(コ3=智辯和歌山) | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 |
6 | 柴田恭(コ2=東明館) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[7] | 宮﨑(コ4=大阪桐蔭) | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 |
R | 森村(法4=國學院久我山) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
9 | 鈴木唯(コ1=東邦) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[4] | 山田(コ4=大阪桐蔭) | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 |
[9]7 | 吉岡(コ4=広陵) | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[3] | 柴田颯(社4=札幌一) | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[2] | 黒岩(法4=静岡) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[1] | 荘司(社3=新潟明訓) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 宮(営4=國學院栃木) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 畑(営3=浦和学院) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 沖(法2=磐城) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[6] | 井上剛(コ4=佐久長聖) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H 5 | 鬼頭(文2=横浜) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
荘司(社4=新潟明訓) | 6 | 95 | 8 | 3 | 1 | 1 |
宮(営4=國學院栃木) | 1 | 16 | 0 | 1 | 0 | 0 |
沖(法2=磐城) | 2 | 48 | 2 | 4 | 2 | 0 |
両先発の好投でスコアレスドローに終わった慶大1回戦。優勝を目指すためにはこれ以上落とすことができない。勝ち点奪取へ勢いにのるため、2回戦へと臨んだ。
初回に先制され、それ以降もピンチを迎える苦しい展開。それでも先発・荘司(社4=新潟明訓)は立ち直り、粘りを見せる。しかし打線は慶大先発・外丸(1年=前橋育英)の前に手が出ない。8回には道原(法4=駒大苫小牧)の二塁打で待望のチャンスを作り、暴投で1点をもぎとるも、あと1点が遠く敗戦した。
日曜日は池田(コ3=智辯和歌山)が9回を完封するも打線が機能せず0-0。引き分けに終わった中、今日こそ勝利をつかむべくエースの荘司(社4=新潟明訓)をマウンドに送る。しかし初回から慶大打線が襲い掛かる。下山(4年=慶應)がフェンス直撃の三塁打を放ち、いきなり1死三塁のピンチを背負う。続く廣瀬(3年=慶應)を抑えるも、4番・萩尾(4年=文徳)に右前ポテンヒットを打たれ先制を許す。続く2回には四球と失策などで1死二、三塁とされる。しかし外丸を空振り三振、朝日(4年=彦根東)を左飛に抑え、ここはエースの風格を見せた。
一方の打線は慶大先発の外丸相手に3回までノーヒット。4回には先頭の山田(コ4=大阪桐蔭)がチーム初安打を放つも後続が倒れるなど、チャンスすら作れない。さらに5回、1死から安打と失策で二、三塁とされる。クリーンアップを担う山本(4年=浦和学院)に右越二塁打を浴び、追加点を奪われてしまう。守備の乱れによりアウトを取り切れず、痛い1点となった。しかし後続を併殺に打ち取り、更なる得点は与えない。
7回には宮(営4=國學院栃木)が登板。今春悔しい思いをしたサウスポーは輝きを見せた。レフト・宮﨑(コ4=大阪桐蔭)のファインプレーも飛び出し、この回を3人で締めてみせる。8回には沖(法2=磐城)がマウンドに上がる。四球で2死一、二塁のピンチを迎えるも、宮崎(3年=國學院久我山)を空振り三振に仕留めトレードマークの明るい笑顔を見せた。
するとその裏、打線はこの日最大のチャンスを迎える。1死後、道原がレフトオーバーの二塁打を放ち、続く西川晋(コ3=智辯和歌山)の一邪飛の間にタッチアップ。隙のない走塁で2死三塁の好機を作る。宮﨑が死球で出塁し、続く打者は主将・山田。慶大は抑えの橋本達(4年=長田)を投入するも、2球目のボールが捕手のグラブをすり抜けた。その隙に道原がホームに突っ込み1点差に。なおも2死二塁と一打同点と格好のチャンスとなる。山田がボールを捉えたかに見えたが、惜しくも打球はセンターのグラブに収まり3アウト。この日最大のチャンスを逃した立大は9回も得点を奪えず、悔しい敗戦となった。
投手陣の粘りは1戦目に引き続き見事だった。荘司は8安打を浴び、毎回走者を出す苦しい投球も、2失点と上々のピッチング。宮は3者凡退のイニングを作ってみせた。沖は8回は2死一、二塁のピンチを抑え、9回は1死一、三塁で廣瀬・萩尾から連続三振を奪うなど今日も好リリーフだった。
しかし散発3安打と打線が機能しきれず、援護を与えられない。慶大相手に2試合で1得点と打線の奮起が待たれる。また守備の乱れが散見されるのも改善要素の一つだ。
痛い1敗を喫したタテジマ軍団だが、後ろを向く暇はない。狙うはここから2連勝で勝ち点を奪うのみ。天敵撃破へ、崖っぷちのタテジマ軍団の逆襲に期待がかかる。
(9月26日・山岡雄一郎)