【ハンドボール部】1部残留へ負けられない戦い、接戦の末競り負ける
◆2022年度関東学生秋季リーグ戦◆
9月18日 日本大学八幡山体育館
今季リーグ連敗中の立大。なんとか連敗を脱したい中で迎えた第7戦の相手は、連勝中の早大。前半、中原(コ3)が身を挺したキーピングで会場を沸かせると一気に流れを掴み、1点をリードして折り返した。後半も大久保(営2)などの活躍で残り時間僅かで1点差まで詰め寄るもあと一歩が届かず敗れた。
前半開始直後、早大に7㍍スローで先制点を奪われる。立大もすぐに取り返すが、3分半にペナルティで2分間の退場を受けてしまう。数的不利な状況で流れを失いかけた時、サイドシュートを中原が身を挺してセーブ。会場からは大きな拍手が起こり、流れをつかむと連続得点につなげた。6分にも再び中原のビッグセーブが飛び出すなど守護神が躍動した。その後は両者譲らず同点に追いつかれることもあったが、逆転はされない。終盤に速攻を決められそうになるも深澤(営4)がオフェンスのファールを誘い、1点のリードを維持したまま前半を終了した。
2勝目へ勝ち切るべく迎えた後半。さらにリードを広げたい立大だったが、早大の空気が立大を飲み込み始める。後半直後についに逆転を許してしまう。必死に喰らいつくが、早大の守備に阻まれ、点差を埋めることができない。そんな中でも、後半開始15分、中原の好セーブにより早大の追加得点を阻止した。再び活気を取り戻し猛攻する立大。試合終了4分前、大久保の連続得点により一点差まで詰め寄った。残り10秒で最後の攻めに挑むも、ボールがサイドラインを割ってしまい試合は終了。惜しくも連敗を止めることができなかった。
立大の守護神・中原は「顔にボールが当たってしまった後も、心折れずに自分のプレーでチームを盛り上げていけたのはよかった」と振り返る。「自分ができることをやりつつ、チーム全体を見ながら、勝てるような試合をしていきたい」と次の試合に向けての思いを語った。
1部残留へ今後はもう負けられない戦いが続く。残る試合も立大の良さを活かした試合に期待したい。
(9月17日・新井杏)