【アメリカンフットボール部】今季初戦は僅差で勝利! 日本一へ好スタート切った
◇2022年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦◇
9月11日 対慶大 アミノバイタルフィールド
燃えるような暑さの中秋季リーグ戦が開幕。白熱した試合に大勢の観客が沸いた。昨年は6位に終わった立大。今年こそは日本一をつかむべくRushersは奮闘を見せた。リーグ第1戦、相対するのは3年ぶりにTOP8の舞台に戻ってきた慶大。接戦が続くもDF陣、OF陣それぞれが集中を切らさず力を出し切った。
先制したのは慶大・UNICORNS。第1Q開始3分に相手K玉川が36yのFGを決め3点を献上する。しかし立大オフェンスは黙っていなかった。7分にRB#29岩月(法4)が85yを爆走。豪快なランに誰も追いつけずTD、逆転に成功する。勢いに乗ったRushersは順調にランでゲインを重ね、敵陣へ攻め込むとK#8中山(社4)がFG。追加点を挙げ10-3で第1Qを終えた。
第2Q、このまま流れを引き寄せたいRushersだが両校の攻防は激しさを増し、シーソーゲームにもつれこむ。慶大は開始早々TDを決めると、K玉川が本日2度目のFGを決め逆転を許す。しかし直後の9分、QB#10宅和(営3)からTE#86宮川へ25yのロングパスが通り、TDが決まった。再度逆転するも立大の反則が続き慶大にチャンスをもたらす。第2Q終了間際にQB相馬がTD。17点を奪われ前半は17-20で負け越した。
このまま負けるわけにいかない立大は、OF陣が牙を剥いた。QB#10宅和、RB#29岩月のランで敵陣に攻め込む。フォルススタートで5y罰退になるもWR#15神津(済3)にTDパスが決まり逆転。続くDFでは慶大のパスをインターセプトし、攻撃権を奪取する。またもや反則で罰退したがWR#15神津がTDを決め、このQ一挙に14点を挙げた。
第4Q、立大が勝ち筋をとらえたと思われたがUNICORNSも反撃にかかる。慶大のリターンで最終Qが開始。TDまで残り4y地点からの攻撃、ここで抑えなければ逆転される可能性もある。しかし立大DF陣は鉄壁の守りを見せ、得点を許さなかった。残り1分で再び慶大にチャンスが到来。TDを決めると、トライフォーポイントで2点を狙う。エンドゾーンに足をねじ込むと、立大との点差を3点まで縮めた。試合終了まで30秒。形勢逆転を狙うUNICORNSはオンサイドキックを試みるも、立大がキャッチ。慶大を抑え込み、31-28で見事接戦を制した。
開幕戦を白星で飾り、好スタートを切ったRushers。昨年の成績に「不甲斐ない気持ちがある」と主将・松元は語った。彼らの目指す先はもちろん日本一。今季こそ、「一体感」を高めRushersは頂点へと駆け上る。
(9月20日・宇津木萌香)
◇コメント◇
奥村コーチ
ー試合の良かった点
みんな集中力を切らさなかったところじゃないですか?なんだかんだ初戦で色んなことが荒れててもみんな集中力を切らさず最後まで勝つってことを信じてやったのでそれが結果に繋がったと思います。
ーリーグ戦意気込み
強豪校だらけですけどみんな必ず勝つと信じてやっていますので応援お願いします。
WR#15神津
―今日TDを2回決めた。どう振り返るか
1本目のTDは今まで全員でフラグを立てていたのをちゃんと自分が回収したみたいな感じなので、しっかり回収できて良かったなと思います。2本目は最初自分はファーストターゲットじゃなかったんですけど、自分が相手のカバーとかミスマッチで空いて宅和(選手)がちゃんと投げてくれたので、すごいよかったなと思います。
―今後長く続くリーグ戦の意気込み
この調子で一戦一戦集中して戦って最後甲子園ボウルで先輩たちを日本一にできるように頑張りたいと思います。