【野球部】「進化」秋季リーグ直前インタビューVol.3 荘司康誠投手・島田直哉投手
◇荘司 康誠投手◇
―春リーグの感想
あと一歩のところで優勝できなかったという悔しい思いが一番強くて。「よくやったね」で終われば済まないというか。やっぱり優勝するためにやってきて、何か足りないんだなとすごく実感したリーグでした。
―自分の課題
結果的に見ればある程度抑える事ができたのですが、相手に助けられている部分が多くて、自分の思い通りのピッチングをするためにはまず制球力、特に低めのコントロールとインコースの使いかたが重点的な課題かなと思っています。
―秋の目標(個人とチーム)
個人としては最優秀防御率のタイトルを取るということと春は52イニングを投げて、そういう面で貢献できたかなと思っているので、50イニング以上は目指したいです。チームとしては、まず勝つこと。優勝することだけだと思うので、そこに内容は求めなくてもいいというぐらいに、勝つというのが1番の目標だと思っています。
―OP戦の状態
今までだと結構力任せに、勢いでいってしまう部分が多かったので、なるべく自分で制御しながら、プランを立てて投げることを色々やっています。まだ時間はあるので、リーグ戦までには上手く自分の良さも保ちながら成長していければと思っています。
―春リーグのベストボール
一番印象に残っているのは、明大3回戦での5回の2死二塁の時かな。西山君(4年=履正社)に投げた見逃し三振のインコースの真っ直ぐだと思います。
―捕手の黒岩さん(法4=静岡)も同じ答えだったが?
あんまりその話はしてないですけど(笑) 本当に最後の最後で、お互い思い通りの投球ができた場面だったとは思うので…。
―印象に残った試合
明大の1回戦がすごく印象に残っています。僕自身がずっと完投できなくて。その試合は球数もあって、完投させることはできなかったのですが。1つ何か自分の中で少し壁を超えたというか、ステップアップした感覚がありました。最後は打たれましたが、9回はあまり今までの自分にはないような感覚がすごくあって、集中している部分が感じられた試合だったので印象に残っています。
―最後の神宮意識すること
やることは変わらないのでしっかり準備をして望むっていうことが一番だと思うのですが、そういう中で勝ちに今まで以上にこだわる部分というのは出てくると思います。こうして立大のユニフォームを着てやれる最後の舞台なので楽しめればなと思います。
―春に楽しめた試合はあった?
それこそ最後の試合は楽しく感じたかなというふうに思います。あとは結構大変な試合ばかりですけど、最後の試合は楽しめました。
―リーグ中にドラフト。意識はする?
もちろん意識しないと言ったら嘘になってしまうんですけど。やっぱりリーグ戦の中でチームが勝つために、自分のベストプレーをすることが、結果的にドラフトのより良い結果につながると思っているので。あまり意識はしないでいられているかなと思います。
―尊敬する野球選手
僕はダルビッシュ選手がすごく好きです。ピッチャーとして、優れた技術も持っていますけど、それ以外でも野球に対する考え方など、結構参考にして尊敬している部分はあります。
―ダルビッシュのYouTubeとか見る?
見るときは見ますね。
―見て参考にする?
それこそ、去年の秋前とかは、フォームのリズムなどを少し参考にして。 モノマネじゃないですけど、それがうまく結構よくはまったというか、自分のイメージしている感覚と合いやすかったので、そういうこともありました。
―ダルビッシュの好きな球種
カットボールとか、スライダーとか、そういう系のボールは強さがあるというか。僕にはないものなので、ああいう球を投げたいなというふうに見ていますね。
―自分の性格
ひねくれ者かもしれないですね。自分で言うのもあれですけど、あんまり型にはまりたくないです。人とちょっと違ったことをしたいとか思ってしまうタイプで、あまり良くはないかなと思うんですけど、面白くない人間だなと思います。
―好きな食べ物
ラーメンとか好きですね。
―好きなラーメン屋
志木だったら結構ジャンクガレッジとか行きます。たまに武蔵屋とか家系のお店とか。最近は家系にはまっています。
―仲の良い人
宮(営4=國學院栃木)とか沖(法2=磐城)とかはピッチャー陣の中で、結構仲が良いですかね。
―沖とは学年超えて仲が良い?
あっちもすごくガンガン来てくれるタイプなので、僕も接しやすいですし、あまり学年を意識したような感じはないですかね。フラットに接していられます。
―思い入れのある道具
グローブですかね。試合で使っているものも愛着がありますけど、高校の時から使っているグローブを今でも持っています。祖父に買ってもらったグローブで初めてオーダーして作ったものなので、それは思い出があります。
―夏の思い出
ちょうど昨日なのですが、千里眼っていうラーメン屋があって、そこが夏だけ冷やし中華をやっていて。出口くん(社4=長崎西)と一緒に食べに行って、毎年恒例みたいな感じで大学入ってから行っていました。
―同期で出会ってよかった人
やっぱりピッチャー陣のみんなになりますね。特に島田(コ4=龍谷大平安)と宮と林(済4=東筑)。僕らの代のピッチャーの人数が少なかったので、他の学年より仲の良さとかもあると思いますし。でも宮とは結構ずっと一緒にやってきた感じはあるので良かったと思います。
―秋リーグのキープレイヤー
投手では宮かなと思っていて、彼が今まで通り最後にいてくれることへの安心感は、他のピッチャーでは出せないと思います。ずっと彼が培ってきたものであると思うので、やはり困った時に最後閉めてくれる宮がいるというのは、チームとしては大きいと思います。
―打者では
(山田)健太(コ4=大阪桐蔭)がどれだけ長打を打てるかというところになってくるかなと思っています。もちろん周りの他の選手も成長しているのは見ていて分かるのですが、それでも相手は1番健太を警戒して攻めてくると思うので、そこで打ち崩せることが出来れば、相手へのダメージは大きいと思うので、健太にはすごく期待しています。
―対戦したいバッター
早大の蛭間君(4年=浦和学院)とやりたいですかね
(取材・大内貴敬 編集・山岡雄一郎 この取材は8月23日、オンラインで行われました。)
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荘司 康誠(しょうじ・こうせい) 2000年10月13日生まれ。社会学部4年。右投右打/投手/新潟明訓/188㌢90㌔ 春リーグ立大のエースに成長を遂げた右腕。法大1回戦で初勝利を挙げると、そこから8試合に登板し防御率1.72の好成績を収めた。大学日本代表にも選出され、ハーレムベースボールウィークでは2試合に登板。プロ志望届も提出し、今秋のドラフト指名にも期待がかかる。
◇島田 直哉投手◇
―春分かった自分の課題
1番はコントロールかなと思っていて、自分はホームランを4本、5本打たれてしまって、後々データを出すと真ん中高めのボールを打たれているということでした。コースに決まっていれば被打率は結構少なかったので、コースの投げ分けなどは1番の課題ということが見つかりました。
―春リーグで1番印象に残った試合
正直嬉しかったのは法大1回戦、荘司、自分、宮と4年生の投手のリレーで完璧に勝ったというのがすごく嬉しかったので、印象に残っていますね。でも明大との優勝決定戦も印象に残っていて、今まで早慶戦が終わるまで優勝が分からないなどあったのですが、今回直接対決でどちらかが勝てば優勝ということが分かっていたのでそこも面白くて。応援団も内野席に来てもらって応援していただいていたので印象に残る点ではありましたね。
―自信のある球
真っ直ぐが一番自信を持っています。それと同じ位に横のスライダーっていうのもすごく自信を持って投げているので、どちらも今季使っていきたいなと思っています。
―最近の趣味楽しみ
サウナに行くことです。サウナの後のご飯とかも好きですごくリフレッシュできますし、体も良いコンディショニングにしてくれるのでサウナが趣味ですね。(頻繁に?)そうですね、週1回くらいの程度ですけど。
―同期で出会えてよかったと思う人
井上剛(コ4=佐久長聖)ですかね。良い時も悪い時も言ってくれるというか、素直に伝えてくれるので。「お前こうだよ」とか、自分が気付かなかった所とかも全部言ってくれるので、見えているなと思いますし、試合中の声掛けとかでも自分がプラスになるようなことを言ってくれるので。その時に出会えて良かったなと思いますね。あいつは明るいやつなので、プライベートでも面白くて、元気をもらえます。
―好きな曲
夏メロとか最近は聴いていて、ゆずとか好きですね。歌詞がない曲も結構好きで華金カップルというYouTuberが好きなのでその人たちが使っているBGMをよく聴いたりしています。
―ルーティン
神宮球場に着く前にバスの中で絶対にサワヤンっていうYouTuberの確定演出を聴いてから入るようにしています。アップは結構ありますね。
―好きな球団
龍谷大平安高校の先輩の高橋奎二さん(現・東京ヤクルトスワローズ)という方がいて、最近1軍でも投げられていて球団っていうよりも高橋圭二さんが好きです。
―尊敬している選手
圭二さん、(立大では)尊敬というよりもすごいなと思うのは荘司で、技術面でもやっぱりすごいのですが、体のこととか色々知っていますし、トレーニングとかも知っていますし、見る力もあると思うので、野球以外の面でもすごいなと思います。
―自分の性格
ヘラヘラしています。よく井上剛と絡んでいると黒岩(法4=静岡)とかにうるさいと言われます。結構いじられキャラなので。
―仲の良い人
井上剛とか佐藤元(コ4=福岡大大濠)とか柴田颯(社4=札幌一)とか基本この4人は仲良いし、遊びに行ったりしていますね。あとピッチャー陣は結構みんな仲が良くて4年生の荘司、宮、3年生も池田(コ3=智弁和歌山)、野口(コ3=東海大相模)、2年生の沖、1年生だったら竹中(コ1=大阪桐蔭)、吉野(コ1=仙台育英)、小畠(営1=智辯学園)。ピッチャーで練習しているのでみんな仲が良いですね
―思い入れのある道具
高校の時に原田監督(龍谷大平安高校監督)からボールをもらうのですが、そのボールに「人生に野球の心を」と書かれていて。今でもベッドに置いてあるのですが、それが深い言葉というか、高校もそう言われて育ってきているので、すごく良いなと思って大切にしています。
―対戦したい打者
慶大のバッターは春に結構コテンパンにやられたので対戦したいです。特に廣瀬選手(3年=慶應)と下山選手(4年=慶應)、栗林選手(4年=桐蔭学園)はホームランを打たれているので、対戦して秋はリベンジしたいなって思います
―最後のリーグ戦で意識すること
低めにしっかり投げ込むのは秋リーグを通して意識することで、それができれば優勝が近づくかなと思います。
―秋の目標
ホームランを打たれないことですね(笑)ホームラン打たれないで流れをチームに呼び込めるようなピッチングをしたいなと思っています。
(取材・松尾悠 編集・山岡雄一郎 この取材は8月26日、オンラインで行われました。)
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島田 直哉(しまだ・なおや) 2000年7月3日生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投右打/投手/龍谷大平安/185㌢88㌔ 春リーグ、中継ぎや第2先発としてチームを支え、7試合に登板し4.43の成績を収めた。力のある直球を武器に打者を打ち取る。秋も分厚い投手陣の一枚として優勝へ貢献する。