【軟式野球部】 “二刀流” 石川が魅せた!4奪三振1打点で2連勝へと導く!
◆令和4年度東京六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦◆
9月1日 対早大 小野路球場
秋季リーグ戦、初戦の慶大戦で勝利を収めて迎えた第2戦。序盤はヒットの数を重ねることができず、苦戦を強いられた。さらに、リーグ戦初先発の石川(コ3)は、2回裏犠飛から先制を許す。しかし、中盤以降打線は勢いに乗った。4回表、前﨑(文2)が出塁すると、石川の三塁打でつなぎ同点に追いつく。そして一死一二塁で迎えた6回表、千田(異3)が2点適時打で逆転に成功。8回裏に1点返されるも、その後は1人も出塁を許さず、リーグ戦2連勝となった。
先発・石川は1回裏、ヒット・四球・死球で満塁の正念場を迎え、2回には失点するなど厳しい立ち上がりとなる。しかしこれが石川の緊張を和らげたのか、その後は好投を見せる。120㌔台の直球や、80~90㌔台の変化球を使い分けて、4回から6回までは三者凡退。その後1失点したが、結果的に2失点と好成績を残した。
石川は打者としても活躍を見せる。4回表、前﨑が一塁打を放ち攻撃の流れを作っていた中で打順が回ってきた。「来たら強く打とう」。この直感が当たり、三塁打を放った。既に出塁していた前﨑は帰還に成功。得点を1-1とし、試合を振り出しに戻した。この攻撃が反撃ののろしとなった。
6回表、濱谷(文3)と前﨑が連続で安打を放ち、一死一二塁のチャンスを作った。ここで打順が回ったのは6番千田。思い切って振ったバットにボールは強く当たり、適時打に。濱谷と前﨑がホームインし、2点を加え逆転に成功する。チームはその後失点を許したが、石川に代わってマウンドに立った川島(済2)が三者凡退に抑え勝利を収めた。
リーグ戦で2勝目を飾った立大軟式野球部。優勝に向け、幸先のいいスタートダッシュを決めることができた。しかし、立ち上がりで2回のエラーを記録するなど、課題も明らかになった試合だった。このような収穫を生かし、次の東大戦へ臨む。優勝への道は長く険しい。それでも1歩ずつ、彼らは歩んでいく。
(9月12日・山口隼輝)