【準硬式野球部】秋季リーグ開幕！延長戦までもつれ込むも惜敗喫す

♦2022年度東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦♦

９月10日 対慶大　府中市民球場

夏の暑さが残る中、今年も秋季リーグ戦が開幕した。春季リーグは６位中５位に終わった立大。秋季リーグでは春のリベンジをかなえるべく、闘志を燃やしていた。初戦を迎え撃つのは強豪・慶大だ。試合は９回終了まで５－５の同点で延長戦へ。10回表で１点を得点しリードを作るも、10回裏に２点を奪われ６－７と惜敗を喫した。

力強い投球をする竹生（コ４）

先発は立大左腕エースの竹生。序盤から相手打者を無失点に抑え、安定した立ち上がりを見せた。３回表には續山（法３）が三塁打を放ち一死三塁で打席に入ったのは投手の竹生。一時はバントの構えを見せたものの、中前適時打を放ち先制点を挙げた。バッティングでもピッチングでも活躍を見せた竹生は、６回に慶大から１点を返されるも逆転は許さず、６回１失点でマウンドを降りた。

その後、同点で迎えた７回表。横山（文４）の左安打の後に相手投手の四球が絡み、二死一、二塁の好機を迎える。打席には立大の１番打者を務める強打者、吉野（コ３）。ストライクゾーンど真ん中に来たボールを捉え、中前適時打を放って２点を加えた。立大は３－１とリードを保つことに成功。勝利に向けて大きく前進した。

打席に入り笑顔の吉野

しかしリードを保ったのもつかの間、竹生に代わり７回から登板した川瀬（コ３）が８回裏に連打を浴びてしまう。味方のエラーも絡んで８回に一挙４点を奪われた。立大は５－３のビハインドの状況に追い込まれ、試合は９回を迎えた。
どうにか追いつきたい９回表、代打で出場した伊東（社１）が死球で無死から出塁。後続打者が連続で凡退し、二死一塁のところで７回に適時打を放っている吉野を迎える。追い詰められた状況の中、低めに入った３球目にタイミングを合わせ、走者一掃の本塁打を放った。これにより５－５の同点に追いついた立大。初戦白星発進に向けて大きな希望を見出した。

三塁上でガッツポーズをする藤井達（社３）

延長10回表、立大は勝利に向けて猛攻を仕掛ける。藤井達が三塁打を放ち無死三塁に。小松（社４）の犠打間に１点を奪うと、６－５の勝ち越しに成功した。勝利に大きく近づけた攻撃にベンチからは大歓声が上がった。このまま１点を守り切りたい10回裏、試合の雲行きが怪しくなった。９回裏に好投した林（社４）が慶大打線に連打を許し２失点。悔しいサヨナラ負けを喫してしまった。
リーグ初戦は健闘を見せるも、僅差で黒星に終わってしまった立大。試合後、適時打と本塁打を放った吉野は、「次戦で負けてしまうと勝ち点が取れないため明日は勝利を収めたい」と意気込んだ。秋季リーグ１戦目。２カ月にわたる優勝争いはまだ始まったばかりだ。

（９月14日・平岡薫奈）