【野球部】「進化」秋季リーグ直前インタビューVol.1 山田健太選手・黒岩陽介選手

昨季は最終戦まで優勝を争いながらあと一歩届かなかったタテジマ軍団。今季こそ賜杯をつかむべく、練習に励んだ。今回は、春季リーグに続き秋季リーグでも直前にZoomでインタビューに答えていただいた。野球に関する質問や4年生のラストイヤーへの思い、フランクな質問にも答えていただいた。

山田 健太選手

―春リーグの感想
優勝できなかったっていうチームとして悔しく、自分にとっても悔しいシーズンになりました。

―わかった自分の課題
キャプテンとして初めてシーズンを過ごしてみて、もっとチームの先頭に立って成績もそうですけど、もっと引っ張っていかないといけないと思いました。

平塚での代表候補合宿、バッティング練習をする山田

―チームとしては
残塁が多かったと春のリーグ戦を通して思ったので、ここ一番でのバッティングであったり守備っていうのは足りないなと思いました。

―U23プロ選抜とやってみて
ピッチャーもそうですけど、プロのバッターのスイングであったり思い切りの良さというのが一番圧倒された部分だったので、自分ももっともっと上を目指してやっていかないといけないと思いました。

―キャンプをどう過ごしたか
ここ3シーズンくらい優勝を目前にして勝ちきれない戦いが続いているので、立教のここ一番の勝負強さ、最後まで勝ち切る力っていうのをつけようっていう合宿でした。

高校代表との壮行試合にも出場した山田

―ドラフトについて
プロ野球に行きたいという思いをもって立教に入学して、大学生活はラストシーズンになって。ドラフトのことをあんまり考えないっていうのは無理ですけど、考えても何も結果も変わらないので今までやってきたことを最後のシーズン出すだけだと思っています。

構える山田

―キーポイントになる試合
ほんとに毎試合毎試合大事ですけど自分は1カード目法政の初戦が一番大事だなって思います。

―立教の強みは
めちゃめちゃ打つとか、すごい投手が何枚もいるとかそうではないですけどチームとして粘り強さっていうのは出てきているんじゃないかなと思います。

爽やかな笑顔でベンチに戻る山田

―最後の神宮として意識すること
今までやってきたことをどれだけ自分の自信にして、神宮で自信持ってプレーできるかが一番大事なんじゃないかなって思います。

インタビュー後、ポーズをとってくれた山田

(取材・松尾悠 編集・山岡雄一郎 この取材は8月26日、オンラインで行われました。)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

山田 健太(やまだ・けんた) 2000年7月19日生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投右打/内野手/大阪桐蔭/183㌢86㌔ タテジマ軍団の主将。今年6月には大学日本代表に選出され、主将を務めた。プロアマ交流戦にも選出されるなど、野球界全体にも注目されている。プロ志望届を提出し、ドラフト指名にも期待がかかる。大学野球のラストシーズンを優勝で飾れるか。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

黒岩 陽介選手

―春リーグの感想
昨年に続き後一歩というところで優勝を逃してしまって、今回は目の前で優勝の瞬間を明治にやられたので悔しい思いだけが残っています。

―わかった自分の課題
自分の守備のミスがらみで失点をしたことが複数回あったので、もう一度ストッピングとか後逸をしないとか、基礎基本の部分を見つめなおす必要があるなと思いました。

構える黒岩

―キャンプをどう過ごしたか
徹底して守備練習を行って、ストッピング練習をずっとやっていました。みっちり練習できて充実した時間でしたし、自分としてもちょっと手ごたえを感じている部分はあるので、良かったかなと思います。

―春リーグで一番印象に残った試合
明治の1回戦ですかね。まあ油断とかはなかったと思うんですけど、やっぱりチーム全体として焦りというか若さが出た試合だなと思ったので、そこを勝ち切れなかったのが強く印象に残っています。

山田(写真右)とハイタッチする黒岩

―対戦したい打者/投手
慶應の廣瀬(3年=慶應)。彼には良いところで打たれているので。あともう1人挙げるとすれば明治の村松(4年=静岡)が完全復帰して戻ってくると思うんで。この2人には打たれたくないなと思っています。ピッチャーは明治の村田投手(3年=春日部共栄)。うまく打てなかったので今度は打ちたいと思います。

―夏の思い出
3年ぶりのキャンプができたことですかね。陸前高田で花火があったんでそれを部員のみんなで見れたのが思い出です。

―最近の趣味・楽しみ
今更ですけどネットフリックスの「ストレンジャーシングス」っていうオリジナルドラマが面白いなと思ってみています。

―期待してほしい選手
まあ道原(法4=駒大苫小牧)ですかね。彼自身も春リーグ不完全燃焼で終わっていたと思うんですけど、ポテンシャルはチーム随一ですし、切り込み隊長として僕自身も期待していますし、結果を残してもらいたいです。

感情を爆発させる黒岩

―渾身のリードは
試合としては負けましたけど明治の3戦目ですね。試合を通じていいリードができたと思いますし、宗山(2年=広陵)選手と西山(4年=履正社)選手を三振にとったのはバッテリーとして納得のいく攻めだったんではないかと思います。

―意気込み
このメンバーでできる最後のリーグ戦なので悔いを残すことなく絶対に優勝したいと思います。

取材に応じる黒岩

(取材編集・山岡雄一郎 この取材は8月15日、オンラインで行われました。)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

黒岩 陽介(くろいわ・ようすけ) 2000年9月17日生まれ。法学部4年。右投右打/捕手/静岡/174㌢73㌔ 立大の扇の要。副将としてチームを引き締める。リードは冷静沈着ながらも、時には熱い想いを表す。春リーグでは打率.311の成績を残した。ラストシーズンに向け静かに闘志を燃やす。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

関連記事一覧