【サッカー部】女子チーム、昇格初年度 主将・加藤、成長を実感「大切なのは自分に打ち勝つこと」
昨季の関東リーグ2部昇格、東京都リーグ1部昇格が記憶に新しい立大サッカー部女子チーム。5月に開幕した関カレでは、格上相手に白星を追いかけ続ける。
6月12日には第7節の試合が行われた。流経大と対戦した立大は、前半は拮抗し両者無得点で折り返したものの、後半序盤に自陣でボールを奪われ、そのまま蹴り込まれて先制される。しかしその後、相手DFがGKへとボールを戻した場面で大屋(現1)のプレスがパスミスを誘い、ボールを奪ってゴールネットを揺らした。勢いそのままに追加点を挙げたい立大だったが、その後のプレーで一気に攻め込まれ、勝ち越しの得点を許す。最後は相手ゴール前に迫るも奪われ、終了間際の89分にロングシュートを決められて1-3で敗戦した。
主将の加藤(コ4)は試合後、「すごく悔しいですが、チームとして成長できているのを感じるので。あとはこの成長を止めずに次節につなげるだけです」と振り返った。
どんな点で成長しているのか。
「マインド面、自分自身に打ち勝っていうところ。前節の前にミーティングした時から、自分にまずは勝つっていうのと、チームで同じ方向性を持って勝ちに行くっていうところをチーム全体で決めて。そのマインドのままちゃんと相手に向き合い続けているので、そういった部分で成長しているかなと思います」
あと1歩足を出せば止められるところで必死にボールを触る。あと1㍍、2㍍ぶん早く動いてリスク管理をする。競り合いでは必ず相手より高くヘディングをする、常に相手の前で触る。「自分に打ち勝つ」マインドとは、いつもギリギリの局面で試される。
2部の手強さについては、「個々で勝てるリーグではない」と語った。「どれだけ組織で連携して、チーム全体で勝つかに懸かってるステージです」
「このまま成長を止めたくないので。サッカーってすごく選択肢が多いスポーツなんですけど、必ず挑戦する選択肢を取って、全員が自分に打ち勝ち、挑戦し続けて、その先で何か得たいと思っています」と、今後の意気込みを口にした。
2018年にチーム始動、2020年体育会昇格。その2年後には関カレ2部昇格。東京都リーグにおいては未公認団として発足後1年目から4年連続リーグ昇格、昨年度に1部昇格。近年、飛ぶ鳥を落とす勢いで進化を続けている女子チーム。今年度もさらなるレベルアップを遂げながら、戦いに挑み続ける。
(7月6日・菅野真理香)
次戦:7/10 東京都女子サッカーリーグ1部 vs.日女体大 10:00K.O@立大富士見総合グラウンド