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【野球部】優勝に望みを繋いだ!投打が噛み合い早大相手に2連勝!〈春季リーグ戦 早大2回戦〉

≪早大戦の展望はこちらから≫

◆2022年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

5月15日 対早大 明治神宮球場

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[8] 道原(法4=駒大苫小牧)
[6] 柴田恭(コ2=東明館)
[7] 宮﨑(コ4=大阪桐蔭)
[4] 山田(コ4=大阪桐蔭)
[3] 柴田颯(社4=札幌一)
[2] 黒岩(法4=静岡)
[9] 吉岡(コ4=広陵)
H 森村(法4=國學久我山)
菅谷(コ2=市船橋)
[5] 佐藤(コ4=福岡大大濠)
[1] 島田(コ4=龍谷大平安)
石元(コ3=佼成学園)
宮(営4=國學院栃木)
H 田中(コ2=仙台育英)
沖(法2=磐城)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
島田(コ4=龍谷大平安) 5 2/3 107
石元(コ3=佼成学園) 0 0/3 13
宮(営4=國學院栃木) 0 1/3
沖(法2=磐城) 51

リーグ優勝に向けて負けられない戦いが続くタテジマ軍団。早大1回戦は荘司(社4=新潟明訓)が7回無失点の好投、打っては柴田恭(コ2=東明館)が適時打を放つなど、投打で繋がりを見せ快勝を果たした。試合は先発・島田(コ4=龍谷大平安)が初回から変化球で2者連続三振を奪うなど流れを引き寄せる。好投に応えたい打線は初回、主将・山田(コ4=大阪桐蔭)、黒岩(法4=静岡)の適時打で2点を先制する。さらに2回には宮﨑(コ4=大阪桐蔭)、5回に吉岡(コ4=広陵)の適時打で追加点を挙げるなど、打線の繋がりを見せた。7回からは中継ぎとして沖(法2=磐城)が登板。走者を出しながらも要所で抑える投球をみせ、勝利を引き寄せた。立大は勝ち点が3となり、優勝に向けて大きく前進した。

先制打を放つ山田

負けられない試合を任されたのは先発・島田。慶大2回戦以来の先発マウンドとなった。「初回が1番大事だと思っていて、初回に流れを渡さなかったら打撃陣も乗ってくれる」。初回から2番・中川(4年=大阪桐蔭)を132㌔のスライダーで空振り三振。3番・中村将(3年=鳥栖)には133㌔のフォークを振らせ、2者連続の三振を奪う好投を見せる。島田の投球に応えたい打線は初回から立大らしい攻撃を見せた。先頭打者・道原(法4=駒大苫小牧)の四球、打撃好調・宮﨑の左前安打などで1死一、三塁のチャンスを作る。主将・山田に打席が回ると、スタンドから大きな拍手が沸き起こる。迎えた2球目、138㌔の真っ直ぐを振り抜き、中前への強烈な打球で先制点を挙げた。「先制点が欲しいと思っていたので、いい形で適時打になって良かった」。山田は全試合出塁を決め、打率も3割に。試合前打率が.345とチーム内トップを走る黒岩は、フルカウントから真っ直ぐを振り抜くと、三遊間を破る適時打で初回から2点を奪うことに成功した。

試合後、沖(写真左)と笑顔で抱き合う島田

打線の勢いに応えるべく力投を見せる島田。しかし4回に安打と四球でピンチを迎えると、溝口監督(90年卒=湘南)がマウンドへ。「点差はある。普通に投げれば抑えられるからリラックスして投げろ」。監督の言葉を受け立て直した島田は、持ち味のスライダーを軸に早大打線を抑え込む。5回には一塁線の鋭い打球を柴田颯(社4=札幌第一)がダイビングキャッチ。守りで島田を援護すると、流れを再び立大に呼び戻したのはその裏、吉岡の一振りだった。フルカウントから116㌔のカーブにしぶとく合わせ、黒岩が二塁から一気に生還。下位打線を引っ張る吉岡の適時打で貴重な4点目を奪った立大は、流れを掴み取った。7回、先頭の宮﨑が四球で出塁すると、山田に打席が回る。「外野も寄っていたので右方向の意識はあり、それがいいところに落ちていい結果になった」。変化球をうまく運び、ダメ押しの右越適時二塁打。頼れる主将の一打で試合を決定づけた。7回からは4番手・沖が登板。走者を出しながらも要所を抑え、迎えた最後の打者は蛭間(4年=浦和学院)。122㌔のスライダーで空振り三振を奪うと、思わず白い歯がこぼれた。

チームにとって欠かせない存在の宮﨑

宮﨑の勢いが止まらない。開幕前のインタビューで「打率とか数字的な部分がまず自分には足りてないと思うので、結果にこだわっていきたい」と語っていた。宣言通りの勝負強い打撃でここまでチームトップの9打点。全試合で安打を放ち、打率も.333とタテジマ打線の要と言っても過言ではない。さらに今季は9四死球と、出塁率でも結果を残している。際どい球をカットし粘り強く出塁する宮﨑は、相手投手にとって手強い存在となっているだろう。快足も持ち合わせており、立大優勝への大きなキーマンになりそうだ。
早大戦2連勝で、大きな勝ち点1を手にした立大ナイン。打線も計10安打で先発全員出塁するなど、強みである「繋ぐ」野球を取り戻した。1年前は優勝まであと一歩のところで涙を呑んだRIKKIO。4年生中心のチームなだけに優勝への思いはどのチームにも負けていない。泣いても笑っても明大戦を残すのみ。連勝を収め、Vロードを駆け上がる。

(5月16日・松尾悠)

◆コメント◆

先発としてチームに流れを呼んだ#16 島田

「(今日の試合の感想)1イニング1イニング絶対に抑えてやろうという気持ちで、後ろのことは考えずに投げました。(明大戦に向けての意気込み)優勝が懸かった大事な試合なので、チームとしては勝つことを目標として。自分としては自分が投げるところでは絶対に抑えて0点でチームに流れを持ってくるような投球をして、チーム全体で優勝に向かっていきたいと思います。」

4打数2安打2打点の活躍を見せた#10 山田

「(試合前の意気込み)昨日打てていなかったので、今日は野手で勝とうと言っていました。(今のチームの状態は)来週まで優勝争いができるので、チームとしてもいい雰囲気でいい緊張感を持ちながら、試合や練習からも準備ができていると思います。(明大戦に向けての意気込み)連勝して勝ち点を取って、優勝できるように頑張りたいと思います。」

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