【ハンドボール部】今季初の1部での勝利!守護神・中原の好セーブが重なり接戦を制した!

◆2022年度関東学生春季リーグ戦◆

4月23日 対明大 法政大学多摩キャンパス体育館

前半、大久保(営2)の6点を奪う活躍と守護神・中原(コ3)の好セーブが光り、4点をリードして後半へ折り返す。12分に逆転されるなど一進一退の攻防が続いたが、残り時間5秒で三谷(営3)が値千金のゴールを奪い、今季初の1部勝利を上げた。

何度も好セーブを見せた中原

開幕から2戦ともあと一歩及ばず敗れた立大。1部での今季初勝利を目指し、挑んだ明大戦も最後まで競り合う展開となった。試合開始直後から、守護神・中原が躍動する。「今日は朝から状態が良かった」。度重なる好セーブから主将・深澤(営4)がカットインを決めて先制すると、試合の流れを掴み取った。逆速攻などで一気に6連続得点を上げ、開始11分で8対2。明大にタイムアウトを切らせ、会場は大きな盛り上がりを見せた。流れを止めるため、明大は一気に攻勢を強める。サイドシュートや逆速攻で得点を許すと、ペナルティによる退場も重なってしまった。しかし、数的不利の状況で立大は粘り強さを発揮した。守っては三谷がフットワークを活かしパスカット。さらに、大久保がディフェンスを突き破り得点を奪った。苦しい状況を最少失点で乗り越え、4点のリードを守り後半へ折り返した。

デュフェンスを突破しシュートを放つ大久保

後半、1部で戦い続ける明大の底力を見せつけられる。序盤から押されミスや退場が重なり、連続得点を許すと雲行きが怪しくなった。一度奪われた流れは止められない。後半12分で最大6点あったリードを覆され、そのまま逆転されてしまった。その後も一進一退の攻防が続いたが、2点ビハインドで残り時間はあと5分。ここでも中原の好セーブから空気が変わり始めた。「落ち着いてチーム一丸で戦った」。杉本(コ4)がポストシュートで1点を返すと、早坂(コ4)がディフェンスからボールを奪う。そこから逆速攻を決めるだけでなく、相手のペナルティで退場も誘い有利な状況を作り出した。ついに明大を捉えるとチームの雰囲気は最高潮に。勢いのままにディフェンスで深澤がボールを奪うと無人のゴールへ遠投。ついに試合をひっくり返したが、相手もすかさず得点を奪い引き下がらない。残り30秒で1点をリードして、守り切れば勝利が決まる最後のディフェンスを迎えた。明大も延長戦に持ち込もうと必死に攻撃を仕掛けたが、無情にもボールは溢れた。三谷がボールを奪い、残り5秒で試合を決定づける得点を上げ、勝利を決めると大きなガッツポーズと雄叫びを上げた。

勝ち越しのシュートを決め喜ぶ深澤と駆け寄る中原

今季1部リーグ戦で初勝利を上げた立大。深澤が「(競り合う試合で)勝ちきれたのは大きい」と語るように、最高峰の舞台での勝利は非常に価値がある。目標である1部上位への道のりはまだ始まったばかり。今後も厳しい戦いは続いていくが、第一歩を踏みだしたチームは勝利を自信へ繋げて戦い抜く。

(4月26日・八村慶介)

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