【野球部】10安打18出塁の猛攻!島田のロングリリーフが冴え、法大から勝ち点奪取!〈春季リーグ戦 法大2回戦〉
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◆2022年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
4月17日 対法大 明治神宮球場
打者成績
位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 本塁打 |
[8] | 道原(法4=駒大苫小牧) | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 |
[7] | 宮﨑(コ4=大阪桐蔭) | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 |
[5] | 西川晋(コ3=智辯和歌山) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
5 | 柴田恭(コ2=東明館) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[4] | 山田(コ4=大阪桐蔭) | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 |
[3] | 柴田颯(社4=札幌一) | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 |
1 | 宮(営4=國學院栃木) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[9] | 吉岡(コ4=広陵) | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 |
[2] | 黒岩(法4=静岡) | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 |
[1] | 池田陽(コ2=智辯和歌山) | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 |
R | 出口(社4=長崎西) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 島田(コ4=龍谷大平安) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 齋藤大(コ2=東北) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[6] | 井上剛(コ4=佐久長聖) | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
池田陽(コ2=智辯和歌山) | 2 | 49 | 5 | 1 | 2 | 3 |
島田(コ4=龍谷大平安) | 5 | 67 | 4 | 1 | 3 | 0 |
宮(営4=國學院栃木) | 2 | 44 | 2 | 3 | 2 | 0 |
昨日の春季開幕戦を4ー1で勝利したタテジマ軍団。5年ぶりの優勝を狙うべく臨んだ法大2回戦は7ー4の快勝で終わった。初回に吉岡(コ4=広陵)、池田(コ3=智辯和歌山)の適時打などで4点を先制。その後もスタメン全員が出塁する猛攻で追加点を重ねる。3回から継投した島田(コ4=龍谷大平安)、宮(営4=國學院栃木)がランナーを出すも強気の投球で抑え、法大戦を2連勝。勝ち点1を手にした。
初回、相手先発投手・扇谷(4年=東邦)の制球が定まらないところを立教健児が攻め立てる。3番・西川(コ3=智辯和歌山)の左前安打などで満塁のチャンスを作ると、柴田颯(社4=札幌第一)が押し出し四球を選び抜き先制。2連勝への期待感をスタンドに生み出す。続く吉岡も勢いに乗り「いいところに落ちてくれた」と真ん中低めの直球を左前に運ぶ適時打を放ち追加点。さらに黒岩(法4=静岡)の犠飛や池田の中前に上手く運ぶ適時打で4点を奪う。
幸先良く先制した立大。しかし、先発・池田が2回を投げて3失点。立大の誇るエースが乱れ、点差を1点まで縮められる。不穏な空気が漂い始めた直後の3回、二死から吉岡がコンパクトなスイングで左前に安打を放ち出塁。黒岩もしぶとく三遊間を抜ける安打、池田も四球で繋ぎ満塁のチャンスを作り出す。なんとか追加点を奪いたい状況で、昨日二安打に好走塁を見せた井上剛(コ4=佐久長聖)を迎えると、押し出しの死球で1点を奪う。なおも満塁のチャンスで立大のリードオフマン・道原(法4=駒大苫小牧)が直球を右前に運ぶ適時打を放つ。さらに宮﨑(コ4=大阪桐蔭)の押し出し死球で1点を加え、この回一挙3点を追加し法大を突き放す。
7点を奪い流れに乗りたい立大だったが、先発・池田がアクシデントで途中交代。裏の守備からマウンドに島田が上がる。急な登板で昨日に続く連投となるも「体も心もいつでも投げる準備はできていた」と力強く語ったように強気の投球で相手に流れを渡さない。前半はランナーを出しながらも要所を抑えていく投球。そんな島田の投球に味方も好守で応える。6回には、道原がセンター前に抜けそうな打球に飛び込みダイビングキャッチ。7回にも女房役・黒岩が鋭い送球で盗塁を刺すなど相手のチャンスの芽を摘むプレーで投手を盛り立てる。島田は尻上がりに調子を上げていく。140㌔中盤の直球で押しながらスライダーなどの変化球を混ぜ、緩急を使った投球で5イニングを投げ切るロングリリーフとなった。
8回からは不動のクローザー・宮が登板。客席にも響く雄叫びをあげながらの全力投球で打者に向かっていく。威力抜群の直球を軸に相手を打ち取り2イニングを抑え試合を締めた。
先週、早大を破り勢いに乗っていた法大を相手に2連勝で勝ち点を得た。今季は2戦先取の勝ち点制が復活。その中で、3戦目に持ち込まなかったのは選手の疲労を考慮するととても大きい。優勝、その先の日本一を目指すタテジマ軍団にとって絶対に負けられない試合が続くからだ。次週に控えるのは、昨年春秋連覇の慶大。昨年の悔しさを覚えている選手も多い。リベンジに燃え、冬場も厳しい練習を積み“進化”したRIKKIOナインに期待したい。
(4月17日・大内貴敬)
◆コメント◆
中継ぎで5回1失点にまとめた#13 島田
「(投球を振り返って)自分の役割をして抑えてやるって気持ちで挑んで5回1失点で宮に繋げたのでよかったかなって思います。(連投となったが)中継ぎは準備をしとかないといけないので体も心もいつでも投げられる準備はしてました。(後半持ち直せたのは)黒岩と監督さんの声掛けが自分の中でちょっと楽になったっていうか少し冷静になれて投げられたのかなって思います。」
適時打を放った#8 吉岡
「(試合を振り返って)初回、イケイケのムードの中、チャンスで一本打てたのはすごく
よかったです。(初回の適時打は)試合バッティングの前に監督さんに少しアドバイスいただいて打席に入ったのでいい結果に繋がりました。(法大に2連勝できたのは)チームで偵察もしましたし、対策してチーム全体で一つになって戦えたことが勝利に繋がったと思います。」
攻守にわたり活躍を見せた#2 黒岩
「(投手について)荒れている中で粘って投げてくれてよかったです。(盗塁に対しては)投手は投球に集中してほしかったので、ランナーは自分にまかせる形でやっていました。課題感を持ってこの冬に取り組んでいたことなので、その成果が出てよかったです。(次戦に向けて)1つのミスが負けにつながる厳しい試合になると思うので、必ず勝って優勝につなげたいです。」