【野球部】「進化」春季リーグ戦直前インタビュー Vol.5 池田陽佑投手 黒岩陽介選手 “ようすけ”バッテリー対談
―昨季バッテリーを組んだ試合で見つけた課題は?
黒岩 全部完璧に投げられるわけではないですけど、勝負所の場面での一球が甘く入って打たれたりするところが課題だと思います。
池田 去年はキャッチャーに甘えすぎたと思うので、そこは自分の課題ですし、黒岩さんに頼りすぎたかなと思います。
―2人の間で決めごとはありますか?
黒岩 特に決めていることはないです。実力はありますし、それを試合でいかんなく発揮してくれれば大丈夫だなっていう点はあるので、自分はそれを引き出すだけの役割というか、池田は池田でやるべきことをやってくれるという感じです。
池田 特に決めていることはないですけど、ブルペンから試合に行くときのグータッチ。これは欠かさずやっています。(黒岩さん笑顔)
―黒岩さんからみて今季池田さんの期待できるポイントは?
黒岩 立教投手陣の中では圧倒的に経験値はずば抜けていると思っていますし、池田自身も体づくりやピッチングの細かいところまで非常に意識高くやっていたので、ちゃんと結果を出してくれると思います。
―逆に池田さんから今季期待できるポイントは?
池田 信頼しているのは全部なので。配球にしろ、キャッチングにしろ、ストッピングにしろキャッチャーの中では1番練習しているし、ナンバーワンです。あとはチャンスで1本打ってくれればなって思います。
黒岩 自分の後ろを打つ池田君はバッティングがいいので、つなぐバッティングをしたいと思います。(笑)
池田 やめましょう。そういうの(笑)でも本当にキャッチャーの総合力がすごく高いのでそこを信頼して投げるだけです。
―立教の他の投手と比べて池田さん特有で、心がけていることはありますか
黒岩 池田が持っているチェックポイントをちゃんと見てあげて、その試合の中で一緒に修正していくことですね。言ってあげればちゃんと修正できる能力はあるのでそこだけです。
―プライベートでは会話する機会は?
黒岩 そんなプライベートでは一緒にいることは少ないですけど、その分野球の時は密にコミュニケーションとって、オンオフはしっかりしていると思います。
池田 プライベートになるとものすごい怖いので野球になるとものすごい優しいキャッチャーになります。野球の時しか喋れないって思うので、プライベートではもっと優しくしてほしいです。
黒岩 そんなことはないです(笑)
―バッテリーを組み始めた時と今とではどう違いますか?
黒岩 組み始めた時は探り探りっていうのもありましたけど、今はやること全てにおいてお互い納得したうえでできているのではないかと思います。
池田 2年生でリーグ戦経験って言ってもそんなない中で黒岩さんと組ましていただいて、そんな差もなかったですしお互いどっちもが刺激し合って成長できたかなと思いますね。
―春のターニングポイントは?
黒岩 やっぱり初戦の法大戦だと思います。法大今絶好調みたいですし、勝ってはいますけど去年は春秋両方初回あたりに打たれているので、そこをちゃんと今年こそ抑えていければなと思います。
池田 自分も初戦の法大戦が大事かなと思います。去年は初戦を取ったから優勝決定戦まで行けましたし、最初スタートダッシュきらないと、いい方向には進んでいかないので。今年は初回に点とられないように頑張ります。
―このバッターは注意したいというバッターは?
黒岩 慶大の廣瀬選手(3年=慶応義塾)はことごとく打たれた印象があるので池田と組む時には必ず押さえたいと思います。
池田 全員です!!全員気をつけて投げたいと思います。
―お互いの最初の印象は?
黒岩 最初の印象も今の印象もやんちゃな奴だなっていう感じです。お調子者です。
池田 1年の時はなんかすごい噛みついている人だなと思っていたんですけど、関わっていくうちに自分を持った人で、言っていることも間違ってないですし、そういう自分の軸がしっかりしているなって感じます。尊敬しています。
―今春のバッテリーとしての目標は?
黒岩 バッテリーとしての目標は防御率を0.00で春リーグを終えることです。
池田 バッテリーとしては呼吸のあった投球をして意図のあるボールを投げて春リーグ防御率0.00で終わりたいです。
(取材・編集 山岡雄一郎)