【野球部】「進化」春季リーグ戦直前インタビュー Vol.1 道原慧選手、井上剛選手

2017年以来の優勝を目指すタテジマ軍団。今回の企画では、春季リーグ直前にZoomでインタビューに答えていただいた。春季リーグ戦についての質問はもちろん、選手本人の意外な一面なども見え隠れするインタビューとなった。

◇道原 慧選手◇

―秋リーグの感想は?
チームとして最終戦まで優勝を争っていたのに優勝できず、すごく悔しいシーズンでした。

―冬をどう過ごしましたか?
土台をしっかりさせようと、体重を増やしてスイングスピードをあげるということを重点的に練習しました。その中で苦手なコースに対応することにより注力しました。

―大学ラストシーズンとなるが意識することはありますか?
入部してから1回も優勝を経験していないので、優勝を味わいたいと強く思っています。今年の代はそれを狙える代でもあると思っているので、チーム一丸となって優勝という目標に突き進んでいきたいなと思います。

―トップバッターで意識することは?
ルーティンみたいなものはないのですが、意識していることは自分の打席でチームに勢いをつけてやるっていうことです。ヒットとかホームランとか結果だけではなくて、「あ、いけるな」ってチームに思わせるのがトップバッターの役割だと思います。

―日本代表候補合宿はどうだったか?
レベルの高さにも触れられました。会話する中でどういう考えを持ってやっていたのかとか、高い意識を持っている選手が多かったので本当にいい経験になったなと思っています。

ボールを待ち構える道原(法4=駒大苫小牧)

―好きな球団は?
シカゴカブスが好きです。もともとシカゴに住んでいた経験があって、その時に地元の球団だったので何回も試合を見に行って応援していたので、今でも好きです。

―尊敬している選手は?
近本光司選手(現・阪神タイガース)です。1番バッターでリードオフマンとして活躍されていますし、選手のタイプとして自分の目指す選手です。

―チーム内で仲良い人は?
キャッチャーの黒岩陽介(法4=静岡)ですかね。部屋が隣ということもあって一緒にいる機会が多くて、学部も一緒でそういうところでも共通点も多くて色々な話をします。

―思い入れのある道具はありますか?
グローブですね。自分はアメリカに住んでいた経験があって、その時に出会った方がウィルソンのグローブ職人の方でした。日本で活躍できるようにということでグローブを作ってくださって、そのグローブを使っています。思い出深くて、グローブ職人の方も尊敬する方なので、宝物ですね。

スイングする道原

道原 慧(みちはら・さとる) 2000年10月11日生まれ。法学部4年。右投左打/外野手/駒大苫小牧/172㌢74㌔ 立大の切り込み隊長。自慢の脚力と高いミート力で立大打線を1番から引っ張る。アスリート選抜からの入学ではなく、セレクションを受けて野球部に入部しながらもスタメンの座をつかんだ苦労人。努力量や人間性はチーム内でも折り紙付きだ。

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◇井上 剛選手◇

―秋リーグの感想をお願いします。
チームとしては優勝争いをしていた中で4位になってしまいました。そこで1球の大切さや1球の怖さを知って、ミスをした方が優勝できないということを学びました。個人としては、春より打率も残せてエラーもゼロだったので今年のリーグ戦に生かしていきたいと思います。

―目標の為に現在のOP戦などで意識していることは?
去年と違い、打力は落ちているんですけど、試合で1点差、2点差の勝負をどう守れるか、チャンスを作った時にどう点をもぎ取れるかがチームの課題です。自分たちの失点を少なくして、取れる時に点を確実にとっていく。これがまだいまひとつできていないと思います。そこをリーグ戦が始まる前にチームとして仕上げていけたらと思います。

ボールをとらえる井上剛(コ4=佐久長聖)

―尊敬している選手は?
松井稼頭央選手(現・埼玉西武ライオンズコーチ)。固い堅実な守備で時にはアクロバティックな動きもあって。例えばフライが上がった時にバッターランナーが走っていなかったら落としてダブルプレーを取りに行ったりすることなど、トリックプレーができる選手だと思います。打撃でも両打で打てるショートで、そこが尊敬しているところです。

―最近の趣味、楽しみにしていることは?
オフの日にご飯を食べに行くことです。街中の定食屋に入ったり、美味しいハンバーグ屋さんに行ったりとかします。

―リーグ戦で対戦したい投手は?
法大の篠木(2年=木更津総合)選手。去年は対戦できなかったのですが、横で見ていてスピードが出てすごく速い球を投げるなと思っていました。1回打席に立ってみたいですね。

―ライバルは?
明大の宗山(2年=広陵)選手。自分は去年の秋、3割くらい打ってベストナイン取れるかなと思いました。でも(宗山選手は)4割、5割くらい打っていて駄目でした。今年ベストナインを取るには宗山君を超えないといけないと思っています。

ホームに生還し笑顔の井上

井上 剛(いのうえ・ごう) 2001年2月22日生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投右打/内野手/佐久長聖/165㌢64㌔ 陽気な守備職人。ベンチでは大きな声と笑顔でチームを鼓舞する。広い守備範囲と安定感のある送球が武器。リーグ戦では下位打線を打つことが多いが、ミート力もあり昨秋は打率を3割に乗せた。

(取材・大内貴敬、山岡雄一郎/編集・山岡雄一郎)

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