【軟式野球部】全員野球で挑む春季リーグ戦!立ち上がりから失点、打線の決定力が欠ける…
◆令和4年度東京六大学軟式野球連盟春季リーグ戦◆
4月8日 対慶大 小野路球場
春季リーグ戦、開幕3連敗で迎えた第4戦。先発・吉田(社3)は初回から慶大打線の猛攻と自らの失策が重なり、5回5失点で降板。中継ぎの岡泉(文3)は安定した投球で無失点に抑えるも、7、8回に登板した小池(法3)が粘ることができなかった。打線は6回に先頭の本田(社3)が二塁打で出塁すると、打線がつながり2点差に。7回にも追加点をあげるが、慶大に振り切られ敗戦を喫した。
先発・吉田は120㌔台の直球に加え、多彩な変化球を武器にした投球を見せるが、初回無死から連打に加え、内野ゴロの悪送球により4失点。さらに2回にはソロホームランを浴びるなど悪い立ち上がりに。その後は、ランナーを出すも無失点で切り抜ける。打線は5回まで、慶大先発投手の金光の粘り強いピッチングに封じ込められた。
直後の5点差で迎えた6回表、本田が二塁打を放ち先頭で出塁する。盗塁と四球で一死一三塁のチャンスを作ると、4番前崎(文2)のピッチャー強襲ヒットで1点を返す。さらに濱谷(文3)がレフトの頭上を越える二塁打を放って2点。7回にも代打千田(異3)の活躍によって、1点差にまで追い上げた。その裏を吉田のあとを継いだ岡泉が無失点で切り抜けたことで、試合の流れを立大に引き寄せた。
逆転の流れを作り出した立大ナインだが、3番手の小池が誤算であった。7、8回それぞれで1点を失う。高めに浮いた甘い球を連打され、さらに点差を広げられた。一方の打線は、終盤に登板した慶大・田村に苦戦。常時130㌔中盤のストレートを軸に、四角を投げ分ける投球術に打線が翻弄される。強豪相手に接戦に持ち込むも実力差で押し負けた。
本大会初勝利は次に持ち越された立大軟式野球部。立ち上がりの失点は試合の流れを不利にしていく。改善すべきところを立て直し、次の東大戦に生かしていかなければならない。2022年シーズンは始まったばかりだ。
(4月12日・田作涼馬)