【弓道部女子】創部史上初!秋季リーグにおいて2部4位の成績をおさめた
創部50周年を迎える節目の年に快挙!女子リーグ戦2部において、4位という結果を残した。初戦の相手は昨年まで1部に居た格上のチーム。しかし安定した試合運びを見せ、勝利した。その後も的中率を落とすことなくリーグ戦全体をまとめた。今回介添としてチームを支えた味岡(現4)は「節目の年に良い結果を残せて満足度が高い」と満足げに試合を振り返った。
ここまでの道のりは決して平坦なものではなかった。2008年からの成績は3部と4部を行き来し低迷。2019年に7年ぶりの2部昇格を決め、今年ついに創部初の好成績をおさめた。
今回のリーグ戦に向けて、立大女子弓道部では2つの変化があった。まず1つ目は、部活内での上下関係を一新した点だ。下級生であっても経験者ならば上級生に意見できる環境づくりを心掛けた。上級生は理不尽に怒ることをせず、下級生に積極的に話しかけにいくことでその雰囲気を確かなものにした。もう1つは下級生中心のチーム編成。客観的に見ると下級生が上級生を抑えて試合に出ていることになる。しかし選手たちはそこにこだわってはいなかった。上級生は悔しくて練習に励んだり、下級生のサポートに回ることでそれぞれが自分の活躍する場所を見つけられることが出来た。一方後輩は勝ちたい一心で、強気でスタメンの座を獲得した。部員全員が自分のベストを尽くし、今回の結果につながった。
部全体の結果はもちろんのこと、個人の活躍も光った。伊藤(観2)は的中上位者の8位に選出された期待の新人だ。これからの個人目標は伊勢の東西戦に来年出場すること。伊勢の東西戦とは全日本学生弓道女子王座決定戦(伊勢大会)のことで、毎年関東、関西の的中上位者が伊勢で対決をおこなう。今年は上位6人が出場したが、伊藤は8位。来年こそはと枠を狙う。
これからの部の目標はもちろん1部昇格。今年引退となる味岡は「今の1年が4年になるまでに1回は成し遂げて欲しい」と下級生にエールを送った。その想いに答えるように伊藤は「自分が現役で居られるうちに昇格したい」と意欲を見せた。ますます勢いを増す弓道部女子の活躍から目が離せない。
(12月20日 簗田明)