【フェンシング部】1年生エースが大舞台で大活躍!
◆第8回全国ジュニア・エペフェンシング選手権大会◆
10月10日 箕輪町町民体育館
立大フェンシング部の新エースが全国規模の大会で大躍進!角坂(異1)が同大会自身最高記録となる4位入賞を果たした。
今大会に出場できる年齢は17歳以上20歳未満となっている。19歳の角坂は、今年が最後の出場だった。過去の成績はベスト32とベスト16。JOCジュニア・オリンピック・カップフェンシング大会のシード権を狙い、今大会は過去の自分を上回るベスト8を目標とした。
始まった予選ブロックでは見事突破を果たし、トーナメント戦へ駒を進めた。しかしながら、3勝2敗という結果に角坂は納得しなかった。トーナメント戦は負けてしまうとそこで順位が確定してしまう。角坂は気持ちを入れ替え臨んだ。
初戦、2回戦と順調に進み、迎えたベスト16の試合。相手は国内上位者の選手で過去の対戦で一度も勝ったことがない唐澤(埼玉栄高)だった。苦戦しながらも残り10秒で角坂が3点リードしていた。しかし、相手の猛攻により同点に追いつかれてしまう。時間切れになり、一本勝負に持ち込まれる。角坂は見事先取し、勝利を飾った。その後のベスト8の試合では脚に限界を感じながらも、相手との距離とタイミングを上手く測り、白星を挙げた。しかし、連戦の疲れもあり浅海(法大)に敗退し、3位決定戦へ。思うようなプレーが出来ず、敗退。結果はベスト4。表彰台まで一歩届かなかったが、当初の目標を上回る好成績であった。普段は謙虚な角坂も「大健闘」と評価する。その一方で、今大会の自分を見つめ直し、スタミナの限界により自分のプレーが出来なかったことを課題とし、さらなる高みを目指す心構えを見せた。
角坂は立教新座に中学で入学し、フェンシングを始めた。経験を積み重ね、徐々に結果を出していき、立教新座高校時代では海外遠征も経験した。その強さは大学でも通用し、1年生ながら部を牽引していく存在となっている。
今後の目標は2022年の1月に行われるJOCジュニア・オリンピック・カップフェンシング大会で結果を出すこと。結果によっては世界選手権やアジア選手権出場という景色が見えてくる重要な試合である。また、部の1部昇格も果たしたいという。今後、立大フェンシング部を先導する角坂の活躍に期待がかかる。
(12月26日・大澤創)