回し蹴りをする髙橋

【拳法部】主将・髙橋、最後の舞台!その源は拳法と拳法部への愛だった

◆コメント◆

渡邉(観1)

―試合経験について教えてください
今年の春に入部して、最初に出場した大会が9月に行われた東日本大学リーグという団体の大会です。名古屋の個人選手権と、大阪で行われた府立の全国大会にも出場しました。試合経験としてはトータルでは4回目、個人選手権としては2回目です。

―試合を振り返って率直な感想は何ですか
3回目で戦った選手が、私がデビュー戦で出た大会で負けてしまった相手でした。デビュー戦では手探りな状態が続いていましたが、手応えはありました。

―今日見つかった課題はありますか
自分自身4年生、3年生の先輩方の背中を追いかけてきて、髙橋先輩のように自分の成長だけではなく主将として周りの選手を気にかけたり、自分が負けても声を掛けたりする姿を見てきました。自分もそうなりたいと思いましたし、藤村先輩を始めとした3年生の先輩も実績の面でもそうですが、ここぞという時の1本がすごく綺麗だったので、自分もそのようになりたいと感じました。

―今後の試合の予定はありますか
今年はもうこの大会が最後で、来年1月に鏡開き大会というのがあります。12月4日から拳法部は長期のオフに入るので、その後新歓がスタートしてまた1年が始まっていく感じです。

―今後の抱負を教えてください
拳法部に入部したきっかけは、髙橋先輩や藤村先輩の姿がかっこよく、自分あんな風になりたいと思い入部しました。髙橋先輩は卒業されてしまいますが、動画など見返したりして技を盗みつつ、気持ちでは絶対に負けないような選手になりたいと思います。

―髙橋先輩や藤村先輩を知ったきっかけは何ですか
拳法部がSNSなどで新歓活動をしていて、そこから拳法部に興味を持ちました。

―今まで経験したスポーツはありますか
高校時代は陸上競技部で走り高跳びをやっていました。中学校はバレーボール、小学校の時はラグビーをやっていました。

―拳法を大学から始めてみてどうですか
人と人との感覚というか、間合いのような部分が大事なスポーツだと思っているので、察するという部分が難しいと感じます。

―髙橋さんに何か言葉を掛けるとしたらどんな言葉をかけますか
語り出したら止まらないのですが、本当に端的に言うと敬愛している方です。すごく尊敬していますが、それでも親しみやすさがあって、主将として人間として尊敬できる方です。あんな風になりたいと思っています。

藤村(現3)

―今日の試合の良かった点は何ですか
面突きを一番基本で教えられるが、それをずっと練習してきていて、ただ、今年3年生の試合でそれが一回も取れませんでした。それを今回面突きで一本取れたのでそれが一番良かったと思います。

―今日の試合の目標はありましたか
決勝戦で髙橋先輩と対戦することと、気迫で攻めるということです。

―気持ちで勝っていくような感じですか
そうですね

―反省点はありますか
具体的にはスタミナ不足が目立っていて、試合後半でバテてしまったのでそれは次までに直せるし、直していきたいです。後、1戦目で硬くなってしまうのでそこをいかに一番初めの試合から自然体でいられるかというところです。

―スタミナ不足はコロナの影響で試合が少なくなったことも要因としてありますか
もともと筋トレや走ることが苦手です。夏合宿でそれを集中的にやりますが、今回は夏合宿がなく筋トレをする機会がありませんでした。

―今回の試合を受けてどのように練習に活かしていきますか
次は4年生で最終学年になります。安定して勝てる強さを持ちたいとずっと思っています。その上で、体力もまずバテていたら勝てないので整えて、技も一つ一つ磨いていき、1戦1戦確実に勝てるようになりたいです。

―次の試合では優勝が目標ですか
拳法部に入って一番の目標が東日本優勝です。団体戦はなかったので、後は個人戦で東日本優勝を目指しています。また、西日本がとても強く全国大会であたると毎回東日本勢は全員負けてしまいます。西日本の選手に勝つというのも個人的に目標に掲げています。

髙橋(現4)

―試合を振り返って率直な思いを教えてください
今日1日を振り返ると、自分の結果は負けで終わってしまいましたが、自分が1番大事にしているのが拳法部全体の雰囲気や将来に繋げること今の自分の目標なので、それを感じられる1日だったので後輩たちのおかげで今すっきりとした気持ちでいられます。

―髙橋さんの拳法部での活動において意識していることや、後輩と接する上で心がけていることはありますか
普段の練習で意識しているのは、部活って大学の貴重な4年間を使ってやるものなので、まず何より拳法を楽しもうっていうのを皆に思って欲しいです。楽しくというのは、皆で話しながらという楽しさではなくて、真剣にそのスポーツに打ち込んで、自分の成長を感じて、という所で拳法の魅力をどんどん伝えていきたいと考えていました。その上でたくさんコミュニケーションを取って、「今日ここが良かったね」など密に励まし合ったりしていました。自分が部の中で一番拳法という競技が面白くて大好きだなと思っているので、それを伝えられるように、「こんな技もあるよ、一緒に試してみよう」などできることが増えていく体験を届けることを、拳法に一緒に触れることで意識していました。

―拳法を始めたきっかけは何ですか
大学に入ってからで、それまで全く知りませんでした。0から始められる武道は何か考えた時に、たまたま日本拳法に出会いました。先輩たちの雰囲気が良くて入ったのがきっかけでした。続けている理由は、他にあります。
自分が1年生の時の4年生だった先輩が当時の女子の主将をやっていらして、その先輩が今回と同じ大会で優勝されて、自分はすごく心から感動しました。その試合を目の前で見て、拳法を通じてこんなに心が動かされるのだと感動して、この感動を自分の背中で伝えていきたいし届けていきたいというのが続けている理由だと思います。

―後輩に伝えたいことはありますか
今まで立大の拳法部は、個人戦くらいでしか結果が残せないという暗い時代が続いていました。団体戦では優勝、または3位入賞など、男女共に
今の明るい雰囲気を保って欲しいです。もちろん勝って欲しいが、勝つ以上に大学という貴重な時間を使って、拳法を通じて自分が成長して大きくなれるような環境を作り続けて欲しいです。その為に仲間を尊重し合いながら、礼儀作法をしっかりするなど、拳法を通じて学べることを吸収して、人間としてもっと大きくなって欲しいと思います。

―今後拳法は続けていきますか
自分の中では、拳法は成長するための機会でした。学生の間に拳法に打ち込んで、色々なことを拳法から学ばせてもらったと考えていて、一旦区切りをつけて社会人になったら違うフィールドで学んだことを活かしていきたいと考えています。

―髙橋さんが拳法から多くのことを吸収できた要因は何かありますか
競技自体に対して向上心を持って取り組んだと思っているので、ちゃんとノートを付けて振り返りをして、色々な選手の動画を観て振り返りをしていました。楽しかったからが故に出来たことだと思うのですが、そればかりではないです。2年間主将を経験したが、コロナ禍で皆のモチベーションをどうやって保つか、考え続けました。というのも、一時期部員が3人しかいない時がありました。そこからどうやって部員を増やしていこうかという風に、現状に満足せずに同期に助けられながら、何とかしなきゃという思いで足掻いてきました。その当時は苦しかったですが、仲間にも恵まれて良い状態で卒業ができます。そうやって諦めずに、この部を良くしたいという部への愛のようなものが原点だったと思います。

斎藤・開米

―今日の試合の良かった点はありますか
(斎藤)初めての試合だったが積極的に練習の成果を出せました。
(開米)落ち着いて、自分のできる点だけを整理してしっかり出せたというのが良かったです。

―反省点はありますか
(斎藤)初めての試合ということもあって試合運び、相手を待つだけではなくて積極的に自分から行くという姿勢が足りなかったと思います。
(開米)自分は組技主体で戦うが、相手に警戒されていたので、それすらも凌駕するような、対策すらも無にできるような組の力を身に付けたいです。

―今日の試合を受けてこれからどうのように練習に活かしていきたいですか
(斎藤)まずは部員を集めたいです。加えて自分の体力といったところも鍛えていきたいと思います。
(開米)組を警戒されて距離を取られました。すぐに距離を取られることが分かったので、すぐに間合いを詰められるような移動のステップの練習をしていきたいです。

―今日の試合では体力がなくなってしまいましたか
(斎藤)途切れてしまった部分がありました。

本日初めての試合ということでしたが、緊張しましたか
(斎藤)とても緊張しました

 

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