【フェンシング部】インカレ終え来期へ。山下監督「確実に前進している」

2021年度全日本学生フェンシング選手権大会

11月17日~20日 駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

17日から4日間にわたって行われたインカレ。17日の女子フルーレでの活躍に続き、18日から個人は男子サーブル、女子エペ、男子エペ、団体は男子サーブル、男子エペで立大剣士たちが奮闘した。

18日 男子サーブル個人、女子エペ個人

19日 男子エペ個人

4回戦、相手とポイントを奪い合う角坂(写真右)

今大会で頭一つ抜けた戦績を叩き出したのが角坂(異1)。1年生ながら上位入賞の快挙を成し遂げた。2回戦は逆転される場面もあったものの接戦を切り抜ける。3回戦はリードしては追いつかれる展開の末、一本勝負で勝利。続く4回戦では序盤からリードを奪われ、7-15と大差をつけられ敗退となった。結果とは裏腹に、角坂の表情は厳しい。この日の試合を「自分の悪いところが露呈した」と評価した。「3回戦は自分の持ち味が生かせなかった。最後の試合に関しては何もできなかった。ベスト16入りという目標を達成できたのは良かったが、自分の中では納得していない」。

20日 男子サーブル団体、男子エペ団体

ガッツポーズをする石井達

大会最終日となったこの日の出場は、男子サーブル・男子エペ団体。立大サーブル陣は、1回戦で日大と対峙。格上相手に得点を重ねられた末、17-45で敗退となった。エペは、拓大相手に慎重な姿勢を保ちながらリードを守り抜き初戦を突破。続く2回戦、専大相手にコンスタントにポイントを奪い続けるも、得点ペースは相手の方が早い。34-45で試合を終えた。

間合いをはかる石井和

試合後、山下監督はチームの現状をこう語った。「1つ目の課題はフィジカル。チーム内トップの選手は他の大学のトップの選手たちと遜色ないが、2番手3番手は他校と差がついている。2つ目の課題点である戦術的なところに関しては、経験がものを言います」。今後の展望については「1年生主体のチームなので、当然これから伸びしろがある」としたうえで、「確実に前進している」と語気を強めた。

新チームとして目標に掲げるは1部昇格。カンカレ・インカレではベスト4を狙う。個々としてもチームとしても、これから彼らが活躍することは間違いないだろう。立大フェンシング部がビッグウェーブを巻き起こす日は近い。

(12月13日・菅野真理香)

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