【アイスホッケー部】リーグ最終戦!格上相手に善戦するも一歩及ばず
◆2021年度関東大学アイスホッケーリーグ戦(特別大会)◆
11月21日 対東海大 ダイドードリンコアイスアリーナ
リーグ最終戦を飾ったのは東海大との一戦。格上相手との対決に、主将・田中(営4)は「一泡吹かせてやろうという気持ちを持って臨んだ」と語った。
試合が始まると、すぐさま立大が攻められる展開に。開始5分、東海大に先制点を奪われる。しかし、その後は久保(コ2)と梶原(法4)を中心とする巧みなパス回しで相手を翻弄(ほんろう)。第1P残り7分、久保が左から華麗にシュートを決め同点に。右手で大きなガッツポーズを見せ、チームメイトと歓喜のハイタッチを交わした。第1Pを同点で終える想定以上の結果に、「2P、3Pに向かってどんどんやっていこうという気持ちを感じるようだった」と田中。最高の雰囲気で第2Pを迎えた。
そのまま波に乗りたかった立大だが、強豪・東海大が本領を発揮する。開始直後、ゴール前で密集している間にシュートを決められ、再びリードを許す展開に。第2Pは終始攻勢に回ることができなかった立大。しかし、GK・川上(法3)をはじめとするディフェンスが光り、与えた得点は最初の1点のみ。最終Pで同点に追いつき、最後のPKで勝つことができれば最終順位が引っくり返る立大。「とにかく1点取りに行こう」、「同点に追いつけばどうなるかわからない」と前を向くチームの雰囲気はなおよかった。
迎えた第3P。再び開始直後に失点してしまい、2点差に。しかし開始4分、すぐさま立大も反撃を見せる。ゴール前で久保や清田(済2)と相手がせめぎ合う中、パックがゴール右側に流れた。その隙を見逃さなかった鈴木翔(理4)。すぐさまシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。選手も観客も大盛り上がりの1点。鈴木翔も、「自分自身が公式戦で決めるのが久々で、素直にうれしさが爆発した」と語った。再び1点を追いかける立大だが、ゴールできそうでできない状況が続く。開始8分には相手に追加点を与えてしまい、そのまま得点できず。攻守乱れる大健闘を見せるも一歩及ばなかった立大。最終戦を白星で終えることはできなかった。
立大アイスホッケー部が1年間で最も大切にしていた試合がこのリーグ戦。目標3位を掲げた中の5位という結果に悔しい思いを吐露するも、1勝を収めたことに対する満足度は高い。勝てない年が続く経験をした4年生。主将も、「後輩たちに勝利を味わわせてあげられてよかった」と安堵の表情を浮かべた。
4年生は12月25日から帯広で行われるインカレが引退試合。リーグ戦での経験を糧に、最後の戦いに臨んでほしい。
(11月26日・冨田夏希)