【男子ラクロス部】サドンビクトリーまでもつれ込んだ大接戦!櫻井世代最後の試合を勝利で飾る

◆2021年度 関東学生リーグ戦 昇格戦◆

11月13日 対成蹊大


今季ラストとなる試合は、相手・成蹊大の昇格戦だ。立大の降格はないものの、1部昇格のかかる成蹊大の勢いはすさまじく、激しい攻防戦が続いた。試合は第4Qまでで決着がつかず、#2松葉(営4)も「初めてだった」と振り返るサドンビクトリーにもつれ込む。最後は、#96小野(済2)のショットで激戦を制した。保護者やOBOGの方々を招いた久々の有観客試合を勝利で飾ったSAINTS。彼らの表情は晴れやかだった。

試合後、勝利の喜びを爆発させる選手たち

試合開始2分、#2松葉が好セーブを見せるも、こぼれ球を拾った相手が冷静にショットを放ち、先制点を許す。その後もなかなか立大ペースに持ち込むことができず、追加点を奪われた。苦しい流れを断ち切ったのは、副将・#7土田(現4)だ。#20加藤(社2)からパスを受けると、ゴール下に激しいショットを突き刺した。立て続けに主将・#3櫻井(済3)もショットを決め、2-2。試合を振り出しに戻し、第2Qを迎えた。
勢いに乗るSAINTSは、第2Q開始1分で#44小岩(観3)のショットが決まると、#7土田も本日2得点目を記録。一気に2点差まで突き放した。しかし、成蹊大も黙ってはいない。ゴール前で粘られ1点を返されると、相手ペースに持ち込まれる。たまらずタイムアウトを取り、チームの意識を切り替えた。タイムアウト明け、#7土田の3得点目が決まり、5-3に。第2Q終了間際に相手に得点を許したが、リードを保ち、前半を終えた。

得点後、主将・#3の元に駆け寄る#44 小岩

お互い点の取り合いとなり1点リードで迎えた第3Q。開始6分、成蹊大のショットが決まり同点に追い付かれてしまった。さらに12分に勝ち越しゴールを決められる。立大は悪い流れのまま3Qを終えてしまう。
最終第4Q、開始すぐさま成蹊大のショットが決まり、点差が2点に広がってしまう。しかしここで終わらないのがSAINTSである。8分に#97松本(文3)の素早いパスから#44小岩のショットが決まり、1点を返す。守備陣もゴーリー#2松葉を中心に「試合中に観察・分析して自分達のプレーモデルを少しずつ変えながら、柔軟に戦えた」と成蹊大のアタッカーを寄せ付けなかった。終始立大ペースもなかなか得点を取ることができずラスト30秒。ラストワンプレー。緊迫の状況の中、主将・#3櫻井が意地の同点ゴール。土壇場で追いつき、延長戦のサドンビクトリーに持ち込んだ。

同点ゴールを決めた#3櫻井

試合が決まったのは開始早々だった。#97松本からパスを受けた#96小野が放った強烈ショットは、ゴール右端に吸い込まれた。選手たちが一気に#96小野の元に駆け寄り、抱き合った。このまま試合終了。4年生最後の試合を勝利で終えた。

サドンビクトリーで勝利を決め、抱き合う選手たち

この試合を持ってSAINTSの今シーズンの活動は終了となった。4年生はこの試合で引退となり新たなステージへ旅立つ。#3櫻井は「日本一必ず取ってほしい」と後輩に思いを託す。今年度叶わなかった日本一を実現させるために新チームとして前に進んでいく。

(11月23日 大類遥、松尾悠)

◆コメント◆
主将として1年間チームを引っ張った#3 櫻井

「(試合を振り返って)シーソーゲームを制せれるかなっていう展開の中で最後4Qにアドバンテージある中で点取れたのがよかったと思います。(劇的勝利後の気持ち)正直夢かなって思うくらい嬉しかった。(4年間を振り返って)ラクロスってこんなに面白いスポーツなのかって思いながら、努力することも苦に感じなかったしそれでチームで勝つっていうところがもっと面白いのだなってことを学ばせてもらって、なんかいろんなことを学ばせてもらった4年間でした。」

ゴーリーとしてチームのDF陣を牽引した#2 松葉

「(試合を振り返って)最高でした!4年間が報われたなって。
言葉あんま出てこないけど、ほんと良かったって感じです。(試合での体の動きは)いつも通り、試合前のルーティンを行ってから試合に入ったので体はとても動いていました。日頃から支えてくださっているTR(トレーナー)のおかげです。(4年間を振り返って)色んなこと学んで、色んな刺激受けてここまでこられたし、これからも続くと思うんで、人生においてすごい大事な1ページというか、そこに一回キリがついたって感じがするので、ほんとによかったなと思います。(後輩たちに期待することは)“強いSAINTS”。来年こそは絶対に日本一獲ってほしいです。」

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