野球部】投手攻略ならず惜しくも黒星〈秋季フレッシュトーナメント〉

◆2021秋季フレッシュトーナメント◆

11月３日　対法大　明治神宮球場

フレッシュトーナメント２回戦の相手は、秋季リーグ戦で２連勝を飾った法大。立大は序盤から３失点を許してしまうが、６回柴田恭（コ１＝東明館）の犠打により１点を返す。そして９回裏、さらに追加した１点の勢いに乗って逆転を狙うも、法大投手の攻略には及ばず２－４で敗戦を喫した。

速球を打ち返す黄（営１＝興南）

初回は投手の調子が良く、互いの上位打線を三者凡退に仕留めあった。このまま投手戦になるかと思われた２回表、先発・野口（コ２＝東海大相模）が法大打線に捕まり、本塁打による先制点を許してしまう。法大優位の流れを食い止めたい打撃陣。積極的に長打を狙うも、得点のチャンスを作り出すことは出来なかった。２点を追いかける立大をプレーで鼓舞したのは、４回先頭打者の齋藤大（コ１＝東北）。初球のボール球を見極めた後、快音を響かせてレフト線二塁打を放った。惜しくも生還は叶わなかったが、確実にチームの士気を高めた一打であった。５回から登板した小野瑛（コ１=利府）にも勢いは続く。四球による出塁を許すも、続く打者を打ち取り併殺。最後は三振に切って取り、クリーンナップを完封し後半へと繋いだ。

ガッツポーズをする齋藤大（コ１=東北）

反撃の狼煙は６回裏に上がった。粘り強いバッティングで安藤碧（社２＝明石商業）が右前打を放ち出塁すると、相手の失策も重なり柴田恭（コ１＝東明館）の犠打で生還し１点を返すことに成功。９回には寺﨑（コ２＝東明館）が右中間に安打を放ち、さらに１点を追加する。投げては８、９回と登板した石元（コ２＝佼成学園）が、先頭打者を四球で出塁させるも流れは渡さず。ストレートと変化球のコンビネーションや制球を意識し２イニングを無失点に抑えた。しかし、最後まで法大の投手陣を完全攻略出来ず、黒星を喫した。

力強いピッチングをみせた石元（コ２＝佼成学園）

惜しくも白星を逃した若き立大ナイン。次戦に向けての気合は十分すぎるほど。無限大の可能性を秘めた選手たちの活躍を、明日も期待している。

（11月３日・春名凜子）

◆コメント◆
終盤に力投をみせた#１１ 石元
「（意識していたことは）初めて主将をやらせてもらったので、チームに良い流れを持ってくることと、逆転につながるようなピッチングが出来たら良いなと思いました。（無失点に抑えたときの気持ち）フレッシュの中では最高学年ですので、自分が落ち着いてチームをまとめないと思っていました。後半２人を三振とれたのは自分の中で良かったです。（次戦の意気込み）相手より１点でも多くとった方が勝ちなので気を引き締めて、打線はしっかり点数とって、投手は無失点に抑えて、というスタイルで頑張りたいです。」