【準硬式野球部】宿敵早大との一戦！勝敗はいかに…

◆2021年度東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦◆

10月23日　対早大　ネッツ多摩昭島スタジアム

久々の有観客試合に会場は拍手と熱気に沸いた。「先輩たちの前で早稲田を倒せてよかった」。３年前、清瀬杯全日本大学選抜大会の決勝で惜しくも敗れた因縁の相手・早大に先輩が見守る中、雪辱を果たした。

攻撃に繋げる投球

完璧な立ち上がりだった。エース・竹生（コ３）の三者連続三振。好投に応えるように１回表に先制点を挙げ流れに乗る。続く早大の攻撃で逆転されるも、竹生のレフトへの打球で藤井（社２）を生還させ１点を取り返す。その後も安定した投球で６回まで無失点で抑えた。

大きく足を踏み込み投げる竹生

立大打線炸裂

三者凡退で無得点が続く。試合が動いたのは５回表。枝松（文４）が四球で出塁すると、続く３番主将・市野（理４）がこことぞばかりの３塁打を放った。枝松をホームに返し勢いに乗ると、５番小松（社３）のレフト方向への長打でもう１点を追加。再び立大のペースを取り戻し８回まで得点を重ねた。甘い球を逃さない。走れるランナーは積極的に塁を進めてチャンスを作る。好調な打線を存分に生かした攻めの姿勢が功を奏した。

５回表、出塁し吠える市野

意地の投球 八十川、攻守好調の枝松

今試合MVPは八十川（コ４）と枝松。八十川は７回表、１点差のピンチでマウンドに上がった。１死一、二塁から２者を打ち取り同点を阻止。気持ちの強さで早大の攻撃の波を断ち切った。枝松は８つのセンターフライを確実に捕球し、投手を支えた。市野は「得点にも絡んでいますし、フライも風強い中よく取ってくれたので、自分の仕事を全うしてくれた」と振り返る。一人一人の選手の好プレーが光り、「打倒早稲田」を体現した。

ボールに力を込め投げる八十川

（10月27日　藤咲恵子）