【軟式野球部】2季連続阿久澤杯優勝! 本塁打含む2安打の前崎は新人王受賞
◆令和3年度東京六大学軟式野球 秋季阿久澤杯決勝戦◆
10月29日 小野路球場
今年の立大は強い! 春季に続き秋季も阿久澤杯優勝。4回まで両チームとも安打が出ず、5回、前崎(文1)の安打が皮切りとなり、2点を先制。8回にも前崎の本塁打が飛び出し、一挙6点をあげたが、その裏明大ペースに。ここまで1安打だったが、一気に2点差まで詰め寄られる。ピンチを切り抜けたのは途中から右翼手に入った吉田(社2)のダイビングキャッチ。見事優勝を収めた。投げては先発吉田が5回1安打無失点で試合を作り、打者6人をわずか19球で抑えた岡泉(文2)、最速133キロの川島(済1)とつなぎ、投手リレーで試合を締めた。
新人王を受賞した5番前崎が得点に絡んだ。4回まで両チーム無安打。5回表彼が均衡を破った。「とりあえず1本出して流れを変えたい」2ボールで迎えた3球目、真ん中寄りの甘い球を右翼に運び両チーム初安打。8番上山(社2)の三ゴロの間に先制のホームを踏んだ。
この流れを引き寄せたのは4回裏相手攻撃のミスからだった。四球で走者を出し、1死3塁のピンチを迎える。流れを渡すまいと前崎が「ここはタイムが必要だ」とにタイムを提案。その結果エンドランの作戦を見事に潰し、この回無失点で流れを引き寄せた。
8回には初球を左翼上段に運んだ。「真ん中より体側に来たら振ろうと思っていた。ドンピシャで来た」打った瞬間にそれとわかる打球。182cm、80kgの大きな体を生かしたパワーを見せつけた。
春秋と∨を成し遂げた立大。この火を消さないよう、冬のトレーニング期へ入っていく。
(10月29日 矢作峰士)
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