【ボート部】全日本&インカレ直前インタビュー③男子舵手なしフォア

今年もボートの季節がやってきた!コロナ禍の影響により2大会が一つとなった今季は、例年以上に大会の規模が大きくなった。28日から開催される大舞台を控える選手たち。今大会への抱負と意気込みを聞いた。

男子舵手なしフォアに出場する4人。左から石政(法4)山田(社1)森田(現4)塘(済3)【提供・ボート部】


――インカレと全日本に向けてどのようなことを意識して練習してきたか。
石政:自分はこの大会に向けて一番思っていることは結果に関係なく、終わったときに泣けるほど一生懸命やりたいと思っている。一生懸命やっていたら勝ったらもちろんうれし泣きをすると思うが、負けたら悔し泣きをすると思うので、一生懸命誰よりも取り組みたいと思っています

森田:最後の学年なのでとにかく頑張りたいというのが一つ大きくて、1年生の時に全日本、インカレとかで優勝するのを目標に入ってきたので、とにかくそれだけを達成しようかなと。このクルー最後ここしかないのでそのために頑張ろうと思っています

山田:自分はちょっと今年一年生で去年高校3年生の時にコロナウイルスの影響をちょっと被って、最後の大会がすべて中止になるという経験をした。その経験からやはりいつが最後になるかわからないと言うことで痛感したので、毎回毎回本番だけでなくてこれが最後とにかく一漕ぎ一漕ぎを大切にして大会までの時間を過ごしてきました。4年生と同じようにこれが最後だと思って練習もレースも漕いでいきたいと思っているという心境です。

――クルーのメンバーはいつ決まったのか。
石政:クルーのメンバーが決まったのは、最終的に決まったのは6月後半ぐらい

――クルーの中の自分の役割は。
石政:自分はその4人の中で艇手として一番前で漕ぐので、そのリズム漕ぐリズムを自分が作らなくちゃいけない。どんな状況でもこうそのリズムを変えずに、淡々と一定のリズムで漕ぐというのが自分に求められている役割だと思います。絶対に負けない、後ろを不安にさせないように、突っ走るっていう感じで、自分の役割だと思います

森田:自分はそこまで別に、ほかの人たちに比べたら、はっきりしたことはないと思っているが、その中で練習の組み立てとかは自分次第で頑張っていくべきだなと思っている部分はある。どちらかと言ったらそう言った面で自分が練習を作ったりとか、方針を決めていったりとか、量を決めていったりとか、それこそレースプランを考えたりするのは自分の仕事だと思っているので、そういった部分で勝利に貢献できるような役割を果たしているかなと思っています。

山田:自分は3番というポジションで、船で1番安定しているので、安定しているからこそ常に最大限力を出し続けるというのが1番大きな仕事だと思う。あと、石政さんの後ろのポジションなので、石政さんが作ったリズムを後ろに伝達するのがクルー内での仕事です。

――今大会のレースプランがあれば教えてください。
石政:今後もしかしたらクルーと話して変わるかもしれないんですけど、やはり日本優勝という目標を掲げているのでやっぱり強い社会人に少しでもくらいついて行くために、最初の2000㍍あるうちで500㍍をすごい大事にしていて、その最初からしっかり頭を取りに行く、先行型で行きたいと考えています。頭を取ってこう粘って粘って粘ってゴールみたいな感じが自分の中では考えています

――今大会の個人の目標は?
石政:昨年度同期がこの種目で全日本3位、インカレ優勝という結果を残していたので、やはりその同期の想いも乗せて、インカレが2連覇。そしてリベンジとして全日本で社会人を倒すというのが自分の目標です

森田:自分としては石政さんがおっしゃっていたように、わたくしも1個上の先輩がインカレとっているのを見て、私は個人としてその一個上のクルーに乗れるかもしれない立場にあったので、まぁそのクルーには絶対負けたくないなっていう意識が強くて。まあ引退された時に僕は絶対に全日本取りますということは元から話して新チームもスタートさせていたので、それを絶対に叶えるためにも、全日本で勝つことをほかのクルーにもほんと散々言っているんですけど、それを目標にして頑張っていきます

山田:そうですね。自分がこの立教大学のボート部を目指すきっかけになったのが、5年前の2016年の全日本選手権で先輩方が優勝されたということだったので。今回1年目からに乗せていただくと言うことで、それをもう一度達成するというチャンスをいただけたので、このチャンスを絶対に逃がさないという強い意志を持って、目標というよりは決意に近いんですけど、必ず優勝するつもりです

――去年の結果を踏まえてやはりプレッシャーはあるのか
石政:特に自分はあんま感じてない。感じてない理由として、やっぱり去年のクルーよりも、自分は今年のクルーの方が強いと思っているので、去年のクルーができたなら自分たちにもできると思っているので、そんなにプレッシャーは感じて無いです。

森田:僕もそこまで緊張といいますかプレッシャーみたいなほぼ感じてなくて、誰かに本当に圧かけられているとかは一切ないんですけど、自分たちは本当に優勝が見える立場のクルーなので、とにかく自分たちがとれないって思う事の方が怖い。なんというか自分たち発信の緊張といいますかプレッシャーといいますかやっぱそういうものは感じているのが正直なところです

山田:そうですね。自分も緊張やプレッシャーというのは全く感じておらず、そういうものっていうよりも、応援していただいているなという思いのほうが強いので、しっかりそれに応えていきたいと思います

――去年の4年生の背中を見て学んだことはあるか
石政:そうですね、学んだことは自分が楽しむ事が1番かなって思っていて、もちろん頑張る事も大事な事だと思うが、頑張る以上にそのボート競技というものを楽しむことが自分が1番結果につながるというか、大事なことだと去年の人たちから学びました

森田:僕はこだわって練習をしていることかなと思っていて、1つ上はそのエルゴとかでも絶対何分を切らないと、もう一回漕ぐとかそういう事やってたりしていたので。自分達はそこまでエルゴは苦労していないが、そういった部分とか本当に見習うべきだなと思って、こだわっていこうと思っています

山田:去年はまだ入部していなかったので、ちょっと話を伺っただけだが、かなり日常生活からボートにつながること言うか、食事面だとか、かなりストイックな先輩方だと聞いていたので自分たち見習って言ったらありきたりだが、前に先輩方がやってきたことは最低限やるというか、受け継いでこうと、さらに自分たちで何が必要なのか考えて、どんどん実践していくっていうふうにして行きたいなと思っています。

4年生に
――引退を控え
石政:自分としては、社会人でボート続けること決まっている。今後もここで暮らすことにはなる。次は社会人で大学生みたいな寮生活ではなくなってしまう。すごい寂しいのが今の気持ち。

森田:僕は石政さんと違って社会人でやることはないので、僕はエルゴメニューが本当に嫌いだったのでとにかくそれをやらなくていいのが1番嬉しいのと、寮生活は本当に好きなので、1か月延びたのは嬉しかった気持ちが先行するぐらいだったので、楽しみながら練習も頑張りたい。

――この一年を振り返ると
石政:僕は、どうですかね〜。自分としてはボートしか考えていない一年だった。楽しく過ごせたなと思う。コロナもあって、外出とか今までの違う生活で、正直2年目なので、去年よりは抵抗感なかった。

森田:自分はやることいっぱいだった。U23の代表も本気でやって結局ダメだったんですけど、結構本気で頑張ったので。言い訳だけど就活も遅れてしまって、自分は本当に取り掛かるのが遅くて決まるのも遅かったので、なんだかんだ忙しかったです。

――寮とかで過ごしていて同期の存在は。
石政:最後の一年は同期いなかったけど、やはり同期の存在は大きかったな。今でも自分の同期が社会人でずっと続けていて、上手く行かなかった時とか、自分もそうなんですけど、向こうもうまく行かなかった時も本当にLINEが来て愚痴を言い合ったりしていて。こういう関係はいいなと思う。

森田:同期は本当に大事。4年間も同じ生活しているので、なんかその一年生の時みたいに常に一緒にいなきゃというのは別にそういうことないのが逆に良い。無理に会話しなくても、2人でいてスマホいじっていても大丈夫ぐらいの関係性は、作るべくして作っているのではなくて、落ち着いていられるのは同期全員で作れたのが良かったなと思います。

――最後の一年はどのように締め括りたい?
石政:やはり優勝して締め括りたいのは大前提で、自分としては感謝を伝える機会で、OBさんとも会えなくなっていて、5年生という他よりも一年長くやらせてもらったので、親にも優勝を見せたことが無いので、それを見せられる最後のチャンスだと思っているので、優勝して色んな人に感謝を伝えたい。

森田:僕も優勝することが大きな感謝。僕らで優勝しておけば、未経験でも絶対優勝できるというものが残せると思うので優勝して締め括って、次の代、次の次の次の次の代にも残していきたい。

――後輩へのメッセージ。
石政:難しいな。自分は留年した身で戻ってきて、受け入れてくれたのが本当に嬉しかったので、本当にありがとうという気持ちしかない。自分誕生日が、9/21で、正直部のお約束で同期の誕生日を祝ってくれるというものがあったんですけど、同期いないから、無いよな…どうしよう1人でケーキ買って過ごそうかなと考えていたら、サプライズで四年生たちが誕生日祝ってくれたので本当にありがたいです。本当にその気持ちしかないです!

森田:僕としては、コロナ前もお金がなかったので、社会人になったら奢ってあげたいなと思う。コロナで、密に接することになってなんか可愛いと言いますか、自分は先輩の方が好きだったけど、後輩のこのきてくれる感じが新鮮で可愛いくて。お願いなんですけど、連絡僕にしてくださいって感じのメッセージです(笑)

――最後に意気込みを
石政:こういうインタビューを受けさせていただいている時、最後にこう意気込みと聞かれたら、「優勝します!」と言うんですよ。一緒だとつまらないので、他のことを言いたいんですけど思いつかないので、最後に回してください!

森田:そういうネタは僕が言おうと思っていたんですけど、最後に言うとのことで僕は軽めにいくと、優勝してこのメンバーと堤を含めて優勝インタビューしてください。お願いします。

山田:自分にとって森田さんと石政さんは、自分立教新座出身で、ボート部と入学前から関わる機会多くて、特によく話しかけてくれていたお二人で、高校の時からお世話になっているので。お二人と一緒に乗れるのがとても嬉しい。最初と最後、今後4年間でもこういう組み合わせはあるかないかわからないので、1レース1レース楽しんでいきたい。

石政:最後一言良いですか?
リスポの方々にも感謝の気持ちを伝えたいので。5年間人は変わったんですけど、優勝します宣言を何度もして出来ていなかったのでもう一度インタビューしてもらえるよう頑張るので応援よろしくお願いします!

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