【野球部】さらば太田世代!タテジマの大砲・東「やり残したことはない」 〈秋季リーグ戦 明大2回戦〉
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◆2021年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
10月24日 対慶大 明治神宮球場
打者成績
位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 本塁打 |
[8] | 道原(法3=駒大苫小牧) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[6] | 井上剛(コ3=佐久長聖) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[4]3 | 山田(コ3=大阪桐蔭) | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[3] | 東(社4=福岡大大濠) | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 |
1 | 宮(営3=國學院栃木) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[7] | 吉岡(コ3=広陵) | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 |
1 | 池田陽(コ2=智辯和歌山) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 荒木(社4=神戸国際大附) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
4 | 池田哲(コ4=小松) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[2] | 黒岩(法3=静岡) | 4 | 1 | 2 | 0 | 0 |
[9] | 太田(コ4=智辯学園) | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 |
[5] | 田中祥(コ1=仙台育英) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
5 | 佐藤(コ3=福岡大大濠) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[1] | 荘司(社3=新潟明訓) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 島田(コ3=龍谷大平安) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7 | 宮﨑(コ3=大阪桐蔭) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
荘司(社3=新潟明訓) | 4 | 77 | 2 | 5 | 4 | 2 |
島田(コ3=龍谷大平安) | 1 0/3 | 26 | 2 | 2 | 0 | 1 |
池田陽(コ2=智辯和歌山) | 2 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 |
宮(営3=國學院栃木) | 1 2/3 | 25 | 3 | 1 | 1 | 2 |
神宮球場には冷たい風が吹き、冬の訪れを感じさせる。秋晴れの中迎えた太田世代最終戦。昨日の敗戦により、賜杯への道が断たれたが、RIKKIOは「勝ちにこだわる野球」を最後まで追求する。紫合戦2戦目は勝利に向け“一進”したいところであったが、明大の猛猪打線は難敵だった。
開始直後から試合は動き、幸先よく先制した。初回、道原(法3=駒大苫小牧)と井上剛(コ3=佐久長聖)の安打により得点圏にランナーを置く。東(コ4=福岡大大濠)が役割を果たす犠飛を放ち先制点を奪った。続く、黒岩(法3=静岡)と主将・太田(コ4=智辯学園)が適時打を放ち3点を追加。「ファーストストライクから積極的に」。昨日スタメンを外れていただけに、太田の顔には笑みが浮かんだ。この回一挙に4点を獲得し試合の主導権を握ったかのように見えた。しかしその後は、明大投手陣から得点を奪うことは叶わなかった。1点差まで迫られ迎えた9回。ドラフト2位の丸山(4年=前橋育英)に初球を中堅後に綺麗に運ばれサヨナラ負け。2回以降の打線の沈黙は敗戦を決定づけ、追い上げ断つこともできずに惜敗した。
先発・荘司(社3=新潟明訓)は5回を2失点で切り抜けマウンドを降りた。昨春は頼りなかった本格派右腕は夏を越え大きく飛躍。今季は毎カード2試合目に先発し、ローテーションを守りきった。「絶対的エース」が不在の立大ブルペンに灯った希望の光だった。来季はカーブを巧みに操り優勝の使者となる。
立大ナインは私たちに夢を見させてくれた。開幕カードでは昨秋の王者・早大に2連勝を挙げ幸先良くスタート。鬼門・東大戦では15点を奪う猛攻。対法大戦ではドラフト1位投手を攻略し、優勝街道を突き進んだ。天王山・慶大戦では初戦を落とすも、2戦目は両者一歩も譲らず勝ち点を分け、最終カードまで優勝の可能性を残す。昨季と同様、命運をかけた戦いは明大戦に。しかし、あと1点に泣き頂点への夢は閉ざされてしまった。それでも「勝ちにこだわる野球」を軸に猛進した太田世代は、頼もしかった。
挨拶を終えベンチに戻るタテジマナインの目には光るものがあった。東は宮﨑(コ3=大阪桐蔭)と硬い握手を交わし「来年頑張れ」と想いを託した。4年生はタテジマのユニフォームを脱ぎ新たなステージへと進む。「優勝できなかったことが心残り」と語る主将・太田。4年生をねぎらう会場からの大きな拍手を聞き、下級生たちは来季の優勝を誓う。
(10月24日・坂東和奏)
◆コメント◆
主将として1年間チームを引っ張り続けた#10 太田
「最終戦で気持ちが入っている選手もいましたが、大半(のメンバー)は今まで通り試合に挑めたと思います。優勝の可能性は無くなりましたが、それで折れるようなチームではありません。最後まで勝ちに行くということで、自分もファーストストライクから積極的にバットを振っていきました。主将として1年間とにかく勝ちにこだわるチーム作りに専念してきただけに、優勝できなかったことは1番の心残りです。後輩たちには自分たちの思いを引き継ぎ、全員が本気で優勝を狙うチームになってほしいです。」
打線の核としてタテジマ打線を牽引した#3 東
「大学野球最後の試合だったため、勝って終われたなというものがありました。負けてしまいましたが、やり残したことはないです。今のチームは4年生が中心になり、一体感が強かったので、まだ野球ができるなら続けたいということが今思っているところです。春秋と優勝争いをした中で負けてしまったので、来年は優勝争いをして、慶大、明大を倒して優勝してほしいです。この立教大学野球部で培った4年間を活かして今後頑張っていきたいと思います。」