【バスケットボール部】リーグ戦初の2連勝!“第3Qの逆転劇”は今日も顕在
◆第97回関東大学バスケットボールリーグ戦◆
10月3日 対帝京平成大 立教大学新座キャンパス
立大バスケ部再起の連勝!前日同様第2Qでリードを許すも、第3Qでは当リーグ戦チーム1,2の得点数を誇る浜本(法2)、大畑(済1)のツーポイントで流れを引き戻し、勝利を飾った。
帝京平成大にはエースがいる。#6の髙田将だ。3年前の同大会では、1年生ながらスリーポイント王に輝き、4年生となった今年も当リーグ戦スリーポイント成功数トップをひた走る勢いに乗った選手だ。髙田を止めるところ、そして立大が攻めるところは試合前から分かっていた。
第1Qは立大がリード。序盤は浜本、大畑を中心に得点を重ねる。中でも、浜本がセンターラインから勢いよく切り込み途中出場の横本(済2)がツーポイントを決めた場面では、その鮮やかさにベンチが感嘆の声を上げた。「気を抜くな、走るぞ」。終盤に差し掛かり、主将の川口(済4)がチームを引き締める。自らも得点を決め、4点リードの19-15で第1Qを終えた。
迎えた第2Q。立大の立ち上がりは、中村(コ4)の当リーグ戦自身初となるスリーポイント。ベンチも歓声で祝福した。ところが、ここで立大のリズムが崩れ始める。序盤のパスカットに引き続き、ガードの浜本がボールをこぼす。そこからパタッと立大のシュートが入らなくなった。その間、帝京平成大のスリーポイントに火が付き、同点に追いつかれる。立大は小刻みに選手を入れ替えシュートこそ入るようになるも、高田を始めとするスリーポイントシューターの勢いを抑えきれず、じわじわと点差が開いていく。守備の悪い流れも断ち切れなかった。第2Q終了間際、ゴール下でボールを蹴り出しアウトオブバウンズとなった浜本の表情は浮かない。30-34の4点ビハインドで試合を折り返した。
追いかける展開となった第3Q。走る、そしてベンチメンバーを含め声出しをする。できることをチーム全体で取り組み、攻撃のリズムを掴んだ。「第3Q全体が良かったから、最後良い結果に繋がったのだと思います」と高橋文(コ2)は振り返る。中盤、フリースローの場面で玉木(済3)が2本とも決めきると、浜本、大畑のツーポイントが冴え渡り一挙8得点。高橋文のスリーポイントもリングを通過し、第3Q終了時には53-41と12点差をつけた。「このまま点差を広げよう」。ベンチメンバーの声が体育館に響く。応えるように第4Qでも得点を重ね、76-61で試合を終えた。
今回の連勝は2部昇格の序章にすぎない。帝京平成大に勝利し、勝率を0.6としてリーグ戦を折り返した立大は、残り5戦も1戦1戦勝利を積み重ねる。
(10月3日・安倍のぞみ)