【アメリカンフットボール部】果敢な応戦も20点差を覆せず、開幕戦勝利ならず
◆2021年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦◆
10月3日 対中大
ついに秋季リーグ戦が開幕した。今年、TOP8は4チーム×2ブロックに分割してのリーグ戦と順位決定戦で争う形式となっている。「一流の日本一」というスローガンを胸に、Rushersは初戦、中大RACCOONSとの試合に臨んだ。
相手は第1Qから速攻を仕掛けてきた。何人ものディフェンスを振り切る強気のランプレーに翻弄されてしまう。第1Qの残り2分の時点で、早くも2本のTDを取られた。黙ってはいられないRushersはDB#6猪股(済2)がキックオフリターンで自陣30y近くまでボールを進める。しかし、続く2ndダウン、自陣42yでのファンブルロストで攻撃権は相手のもとへ。ディフェンスが粘りを見せるも、相手に3度目のTDを許してしまった。第2Qの終盤にはQB#10宅和(営2)が自らによるランでエンドゾーン手前まで迫ったが、走路を塞がれTDならず。フィールドゴールを選択し、前半を3―21で終えた。
ここまで押され気味のRushersだったが、後半から勢いを見せる。RB#29岩月(法3)のロングゲインやDB#3稲垣(法3)のインターセプトなど好プレーが重なり、K/P#8中山(社3)が2度のフィールドゴールで着実に点を返した。
第4Q序盤またも相手にTDを奪われるものの、その次の攻撃では相手ディフェンス陣を寄せ付けないパスとランでゴール前3yまで迫り、宅和のパスをTE#88宮下(法4)がエンドライン際でキャッチ。この日初のTDを成功させた。この場面を宅和は「負けている中タッチダウンは必須だった。ずっと練習していたプレーだったので自信を持って臨めた」と振り返った。ところがその勢いは続かず、相手にこの日5本目のTDを食らう。最後の攻撃、着実にシリーズを更新し続け敵陣へ迫る。ラスト4秒で奥を狙ったロングパスを放つも、インターセプト。15―35でRushersの敗戦となった。
主将として人一倍声を出し選手たちを鼓舞した宮下は、試合後こう語った。「どんな試合でもしんどいシチュエーションはある。どんな時でも常に互いのことを思いやって、支え合う、関わり合うフットボールを、いつも通りやっていこうという話をしていました」。
シーズンはまだ始まったばかり。次節は、法大相手に今季初勝利を狙う。
(10月12日・菅野真理香)