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【野球部】主将・太田が決勝打を含む3打点の大暴れ!チャンスをものにし、2連勝をもぎとった! 〈秋季リーグ戦 法大2回戦〉

≪法大1回戦の戦評はこちらから≫

◆2021年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

10月10日 対法大 明治神宮球場

打者成績

位置選手名・学年・出身校打数安打打点四死球本塁打
[8]道原(法3=駒大苫小牧)
[5]田中祥(コ1=仙台育英)
宮(営3=國學院栃木)
[7]宮﨑(コ3=大阪桐蔭)
[3]東(社4=福岡大大濠)
池田哲(コ4=小松)
[4]3山田(コ3=大阪桐蔭)
[9]太田(コ4=智辯学園)
[2]黒岩(法3=静岡)
[6]井上剛(コ3=佐久長聖)
[1]荘司(社3=新潟明訓)
森村(法3=國學院久我山)
野口(コ2=東海大相模)
島田(コ3=龍谷大平安)
寺嶋(コ4=東農大二)
池田陽(コ2=智辯和歌山)
佐藤(コ3=福岡大大濠)

投手成績

選手名・学年・出身校投球回球数被安打奪三振与四死球自責点
荘司(社3=新潟明訓)70
野口(コ2=東海大相模)16
島田(コ3=龍谷大平安)15
池田陽(コ2=智辯和歌山)15
宮(営3=國學院栃木)28

背番号”10″のまなざしは、キラキラと輝いていた。開幕戦以来のスタメン入りを果たした主将・太田(コ4=智辯学園)。3打数2安打3打点の大活躍で、チームの勝利に大きく貢献した。先発・荘司(社3=新潟明訓)は走者を溜めるも4回1失点の快投。投打がかみ合い、法大戦2連勝を収めた。

本塁打を放ちガッツポーズを見せる東

試合が動いたのは4回。ドラフト上位候補・山下輝(4年=木更津総合)が投じた本日最速の151㌔のストレートを東(社4=福岡大大濠)が右翼スタンドに運び、先制点を奪う。右手の拳を突き上げ、満面の笑みで喜びをあらわにした。立大自慢の4番が一発を放ったこの回。「追い込まれるまでは真っ直ぐを狙ってそれを仕留める」。太田が3球目の直球を捉え、待望の一打が飛び出した。今季初安打に加え欠かさず二盗を決めるなど、得点にはつながらなかったものの主将の活躍にチームも沸き立った。

同点となり、迎えた6回。宮﨑(コ3=大阪桐蔭)と東が連打で出塁すると、打席には山田(コ3=大阪桐蔭)。バントの構えに、観客がどよめいた。しっかりと一発で犠打決め、チャンスを作る。「山田にバントを出すということは、自分に託されたということ。どんな形になっても点を取るという気持ちでいた」。続く太田が右翼へ完璧な犠飛を放ち、勝ち越しに成功。大黒柱の得点に応援席は大盛り上がり。拍手と歓声が神宮球場に鳴り響いた。

2点を追加する適時三塁打を放ち、ベンチに喜びを見せる太田

1点リードの中、8回に東が猛打賞となる3安打目を放つと、2死一、二塁の好機で打席に立つのは、この試合大注目の背番号”10”だ。2ストライクと追い込まれた中、3球目のカットボールを右中間前へ。フェンス直撃の三塁打で走者一掃し、2点を追加。「チームの役に立てたことが1番嬉しく、ほっとしている」。三塁上で大きなガッツポーズを見せた。試合後、「元々試合中に感情がむき出しになることはあまりないが、自然と出たのでそれくらい嬉しかった」と語った太田。8回表終了後には、ベンチから飛び出してきた栗尾(コ4=山梨学院)と歓喜のハイタッチをかわした。

安定した投球を披露した荘司(写真左)

大黒柱を中心とする活躍を、投手陣の好投が支えた。先発の荘司は安定した立ち上がりを見せる。持ち味の真っ直ぐに勢いがあり、ストライク先行の投球を披露した。ウイニングショットは豊富で、スライダーやスプリットが冴えわたり的を絞らせない。力投を見せ、先発として4回まで投げ抜いた。その後は4人の継投リレーで要所を抑え、得点を与えない。2番手の野口(コ2=東海大相模)は、リーグ戦初勝利をつかんだ。

太田祭りだった法大2回戦。来週はついに天下分け目の戦い、慶大戦だ。「今季は目の前の敵にしっかり勝ちに行くという気持ちでやっていきたい」と太田は意気込む。主将の活躍で波に乗る立大。11季ぶりの慶大戦勝利へ、王座を狙うタテジマ戦士たちが闘志を燃やす。

(10月10日・冨田夏希)

◆コメント◆

本日のヒーロ#10 太田

「苦しい試合展開になるとは思っていましたが、まずはチームが勝てたことが嬉しいです。(打撃が好調な理由は)東大戦から2週空き、時間がありましたので、東に(打撃を)教えてもらいました。今の(自分の)状態を見てどうしていくべきかということも教えてもらい練習していました。(慶大戦に向けて)連敗が続いていて相性とかの問題は少なからずあるかもしれないですが、今季は相性など関係なしに、目の前の敵にしっかり勝ちに行くという気持ちで臨みたいと思います。」

本塁打を含む猛打賞を記録した#3東

「(チームの雰囲気については)4年生の自分でしたり、太田が活躍することで下の(学年の)選手がよりプレーしやすいと思いますので、このチームを自分と太田で引っ張っていきたいと思います。(慶大戦に向けて)春も同じような勝点を持っていて、慶大に2連敗して優勝を逃したので、秋は絶対同じことを繰り返さないように、この1週間チーム皆で最後の追い込みをしていけたらいいなと思います。」

先発として4回1失点と試合を組み立てた#11 荘司 

「前回東大に負けてしまい、法大には負けられない状況でした。昨日良い感じに(法大に)勝てたので、その流れに乗れたらなと思い準備していました。(慶大戦に向けて)春の優勝争いの中で負けているのでなんとしてでも勝ちたいです。自分としては、今日も4回で代わってしまったので、長く投げて勝てるようにしていきたいです。」

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