【バスケットボール部】有観客になって初のリーグ戦、順位争いに大事なゲームで点差を付けて勝利!
◆第97回関東大学バスケットボールリーグ戦◆
10月2日 対明学大戦 大田区総合体育館
4年生にとっては最後のリーグ戦となる今大会。緊急事態宣言が明け、初めて有観客で試合が開催された。開幕から1勝2敗で明学大との勝負に挑んだ立大。順位争いに大事な一戦で、攻守共にバランス良く勝利を掴んだ。
試合は初めから優勢の展開となった。ファーストプレーを制すると大きな声で盛り上がるベンチ。その期待に応えるかのように、開始早々エースの浜本(法2)がシュートを決めた。波に乗りたい浜本はそこから僅か1分で3本のシュートを放つ。長距離からスリーポイントを決め、攻撃の勢いを加速させた。ディフェンス陣も負けてはられない。長身の玉木(済3)と主将の川口を筆頭に相手チームへプレッシャーをかけ、立大のゴール下を守る。連携の強さを見せつけ13-7で第1Qを終えた。
第2Qは明学大が反撃を見せた。タイムアウトから粘り強さを取り戻し、ゲームの攻撃権を握る。一方の立大は、積極的に攻めるもなかなかシュートが入らない。焦りから生まれたファールプレーで試合は振り出しに。その後も連続得点で逆転を許し、重い展開が続いた。しかし前半終了間際、富田(社1)がリバウンドで制したボールを浜本がゴールに入れ込む。22―21と、なんとか1点リードで前半を終えた。
10分間の休憩後迎えた第3Q。川口を筆頭に声を掛け合い、ディフェンスを中心に立て直しを図る。前半の悪い流れを断ち切りたい大事な場面。速攻でボールを進めたエース・浜本がシュートを決め、チームに流れを引き寄せた。ベンチからも声援が飛び、明るい雰囲気で活気付いた立大。浜本と高柳(観4)を中心に攻めの姿勢を見せ、立大らしいバスケを取り戻した。第3Qだけで27点と大量得点を奪い、相手を突き放す。第4Qではリバウンドが取れず苦戦を強いられたが、チーム一丸となって逆転の隙を与えなかった。最終スコアは63-48。反省点も挙がったが、勝負どころで活躍を見せた浜本を筆頭に、全員が納得できるプレーで見事勝利を収めた。
リーグ戦の大事な山場を制した立大。少しでも多くの勝利を掴むため、邁進し続ける。創部100周年の誇りと伝統を胸に、勝負に挑み続ける立大バスケットボール部から目が離せない。
(10月5日・三俣心葉)