【準硬式野球部】主将・市野が2得点の活躍も、リーグ戦最初のカードは黒星スタート
◆2021年度東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦◆
9月20日 対慶大 早大東伏見グラウンド
前日に敗戦しなんとか1勝1敗に持ち込みたい立大だったが、シーソーゲームに競り負け2日連続の敗戦となった。
初回から試合は動いた。1アウト走者なしの場面で打席には2番市野(理4)。3球目、市野の打球は外野の頭を越えレフトスタンドへ。主将の一振りで1点を先制し、ベンチを盛り上げた。「イメージ通りに打ち返したら、その通りに入った」と振り返り、ビデオによるイメージトレーニングの成果を語った。
3回表に1点を返され、同点で迎えた5回。積極的な盗塁でチャンスを広げる攻撃スタイル”機動破壊”が炸裂。3ボール1ストライクから2番市野がボール球を見極め出塁すると、続けて盗塁を決め1アウト3塁とし、得点のチャンスを作る。4番藤井(社2)はセカンドゴロに倒れたものの、1点をもぎ取り逆転した。
7回表。相手の打線がつながり2-2の同点に追いつかれる。なお1アウト3塁のピンチで、大森(済4)が2打席連続で四球を与え満塁。しかし、続く3番バッターを併殺し、相手に主導権を与えなかった。
勝負が決まったのは8回表。市野が「主導権を握ると乗ってくるチーム」と評する慶大に風向きが変わった。四球でランナーを貯め、ヒットと守備のエラーで得点する悪い流れを断ち切れなかった。この回許した得点は8点。
点を返したい立大だったが、8回9回ともに3者凡退。8点差を埋めることはできなかった。
2連敗に終わった慶大戦。主将の市野は、「指示を出すタイミングがチーム内でバラバラで、外野があたふたしたところがあった」「実力不足」と今日の試合を振り返った。
(9月27日 安倍のぞみ)