【準硬式野球部】秋季リーグ開幕！立大準硬式野球部メンバー紹介2021
2021年度六大学準硬式野球秋季リーグが今年も開催される。選手たちの成長を間近で見ている加納学生コーチ（コ４）と佐藤学生コーチ（文３）、徳永学生コーチ（済３）へのインタビューをもとに主力メンバーの能力を分析する。
最初に紹介するのは投手陣。八十川（コ４）は、投手チーフとして投手たちをまとめている。八十川はマウンドで投げる中で吠えたり、パッションを全面に出す選手だという。投手を主に指導している徳永は、変化球やマウンドさばきで勝負する軟投派の選手だと評価した。
また、守備面でも評価が高く、フィールディング５という最高評価にあらわれている。
八十川と共に投手陣で名が上がったのは、一昨年からルーキーと称される竹生（コ３）だ。
竹生の最大の武器は球速を求め、一年生の頃から進化し続けるキレのあるストレートと、スライダーだ。多くの失敗を経験してきた中で、上級生からの期待値もとても高い。来年からのエース候補として、今回の秋季リーグのピッチングと振る舞いに注目が集まる。徳永は彼のコントロールはピッチャー陣の中で一番だと評価した。
続いて、野手陣の紹介に移る。キャッチャーを務めるのは、坂井（観４）と小松（社３）だ。
坂井に関して、佐藤は強肩の持ち主だという。肩が強いが故、盗塁をされることがないことが強みだとし、試合に出始めた２年生の頃は未完な部分があったが、配球やキャッチング、スローイングなどに磨きがかかっていると話し、最後の年に六大学を代表するようなキャッチャーになったと加納からの評価も高い。
バッティングが売りと言われる小松。勝負強さがパワー４に表れている。また、肩の強さも定評があり、ストレートへの対応力が高いところも売りの選手だ。
ファーストを守るのは岩崎（済３）。幾度となく怪我を乗り越え、元は外野手だったが、バッティング技術を買われ、ファーストに抜擢された。逆方向へ長打を打てる数少ない選手で、パワーは文句なしの５だ。コーチ陣は、今回のリーグ戦で活躍したら、来年以降もファーストに起用したいと前向きな意見もあった。今季の活躍に注目が集まる期待が掛かる選手の1人だ。
セカンドは飯村（理４）。守備に関して絶対的な存在であるとコーチ陣が口を揃えた。部内で一番うまいとの定評があるほどの選手だ。守備力の高さと小技の多さはミート４にも現れており、足を絡めた攻撃が得意で、彼の持ち味だ。
サードを任されたのは霜鳥（コ３）だ。類まれなバットコントロールはコーチ陣が口を揃えて話した。パワーは最高評価の５。前回の春季リーグ戦でホームランを放っていることも評価していた。センスの高さはミート力５を見れば一目瞭然。部内１、２を争うバッティングセンスで首位打者を取り、3番という打順に座っている頼りがいのあるバッターだ。
ショートはキャプテンの市野（理４）。加納は圧倒的な野球センスで内野の守備はどこでもこなし、バッティング、盗塁、どこをとっても抜けのない頼りになる主将と話した。自ら声を出してチームを鼓舞したり、キャプテン力も高さも発揮している。ミート力はズバ抜けた６の評価。ここぞという時に一打を放つ勝負強さはチームの中でNo.1でありonly 1だ。
続いては外野手の選手陣たち。加納が挙げたのは藤井（社２）、福嶋（観３）、竹内（コ４）の３人だ。
２年生の藤井はバッティングを得意としている。最年少ながら、ホームランや逆方向に強い打球が伸びる選手で、４番バッターを務める強打者だ。加納は「打球の質が他の子と比べてレベルが違う」と彼を絶賛した。安打を打つのも上手いと評価され、今後の活躍に注目が集まる選手である。
肩の強さが売りの福嶋。コーチ陣口が口を揃えての肩力５の最高評価だ。パワー４は、春季リーグでは彼のホームランにより勝利した試合もあったことが理由だ。エンドランや走塁を絡めた作戦での成功率はかなり高い。また、ポテンシャルはあるので来年に期待したいと話し、守備面の成長にも注目が集まる。
竹内はバッティングと走塁を持ち味とする選手。外の変化球やカーブでも拾うことが上手く、安打数も春季戦では多かった。ベストナインに選ばれた理由は打ったことと、盗塁数もチーム最多で、盗塁王に選出されたこと。ミート４という評価に反映されている理由だ。バッティングに特化していた故、試合にあまり出場できなかった。しかし、４年生の春に才能が開花。加納は努力の賜物だと思うと話した。
最後に、次の新人戦で活躍に期待が掛かる選手と４年生のキーマンについて紹介する。
期待が掛かるのは、川瀬（コ２）だ。伸びのあるストレートを武器とするピッチャーで、空振りが取れることも強みだ。球速３の評価の裏には、徳永の「まだまだ伸びる」という大きな期待の意味が込められている。変化球４は新人戦で、フォークをカウント球にして空振りをとっていたことを挙げた。ストレートのみならず、変化球も使いこなす川瀬のピッチングに秋季リーグ以降での注目が集まる。
４年生のキーマンは学生コーチの加納だ。２年の春から学生コーチを務めており、迷いのない采配は選手たちの自信に直結。プレーにも良い影響をもたらしている。ノック力は５。最近はパワーが落ちているらしい。選手たちを影で見守る縁の下の力もち的存在で、共に学生コーチを務める佐藤と徳永のことを「自分の右手にいる名参謀だ」と話した。部員からの愛され度は驚異の６。「しゅうちゃん」の愛称で部員全員から愛されている。
（取材/編集 生駒之和）
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