【ホッケー部男子】入替戦に勝利して25年ぶりの1部昇格を果たす!
◆ 2021年度関東学生ホッケー春季リーグ 入替戦 ◆
7月4日 対一橋大 早稲田大学東伏見グラウンド
立大イレブンは2部優勝の勢いそのままに、終始優勢で試合を進めた。佐藤(社2)の得点を皮切りに小林(法2)、篠崎(文2)も続いて得点を挙げ、計3得点を奪う。そのまま流れをつかんで1部8位の一橋大を下し、1部昇格を決めた。立大の1部昇格は96年以来25年ぶりとなる。
立大が1部昇格を掛けた入替戦に挑むのは19年春以来3年ぶり。それ以前も16年秋から5回挑んでいたが、1部に昇格はできず足踏みをする状況が続いていた。しかし、今年の立大イレブンは一味違う。主将・鈴木(現4)も「過去最高の勢いがある」と語るいい状態で臨んだ一橋大との入替戦。試合は開始直後に動いた。第1Qの5分、一橋大のゴールに迫っていく立大はサークルの外からのヒットに佐藤が合わせて先制に成功する。ゴールを決めた佐藤は貴重な先制点に大きくガッツポーズを見せ、喜びをあらわにした。流れをつかんだ立大はその後、2回のPCを相手に与えるもDF陣が相手をゴールに近づけず、得点を許さないまま第1Qを終えた。
その後も立大ペースで試合が動いていく。第2Qの7分には立大がこの試合初めてのPCを獲得すると、桑原(文1)がシュートを放つ。これはキーパーに阻まれてしまうが、こぼれ球に小林が反応。これを押し込んで追加点を獲得する。一進一退の攻防を繰り広げるなかで、試合を優位に進めて前半を2-0とリードして終える。
第3Qにも立大は開始直後にPCを獲得する。これをエース・篠崎がきっちりと決め、さらにリードを広げた。篠崎は「同期(佐藤)が決めて流れを作ってくれたので。ぶっつけ本番だったがうまく決まりました。合わせてくれた先輩方に感謝です」と語った。
3-0とリードを保ったまま迎えた第4Q。追い込まれた一橋大は攻勢を強めるが、立大の堅い守備を切り崩すことができない。互いにPCを獲得するなどチャンスを作り、激しい攻防を繰り広げていくが立大の勢いは止まらなかった。そのまま試合は終了し、3点のリードを守り切った立大が96年以来25年ぶりの1部昇格を決めた。
念願であった2部優勝と1部昇格を決めた立大イレブン。大役を担った主将・鈴木は「この快挙の実感が本当に湧かない。みんなこの春に上手くなっているから全員にMVPをあげたい」と語った。ただ、このリーグ戦中には様々な困難がチームに降りかかった。そんな中でもチームを支え、1部に導いた主将・鈴木の貢献度は計り知れない。エース・篠崎も「立教最高!」と語る今のチームには、期待の新人・桑原もいる。今季の経験を糧として、更に成長を続けていく立大は1部での勝利を目指していく。
(7月4日・八村慶介)