【男子ラクロス部】点の取り合い制したSAINTS、中立戦見事初勝利!
◆2021年 中立戦◆
7月3日 対中大
六大学戦優勝を決め、今最も波に乗っている立大男子ラクロス部。中立戦では、2戦2敗と未だ勝利がない。過去の中大との試合について「相手のDFにOFが対応できない年が多かった」と振り返り、DFに警戒して臨んだこの試合。中大に勝ち、「今年の立大は違うぞということを見せたい」と意気込んでいた。
第1Q、選手たちは想像以上の動きを見せる。開始4分に山本(営4)が1点目を決めると、流れは完全に立大へ。その後も順調に4得点を決め、5-1と大きく差をつけた。
迎えた第2Q、まずは熊田(済4)がFOを成功。選手たちはその勢いのまま、巧みなパス回しでボールをつなぐ。そして、開始3分に吉田(済3)からパスを受けた小岩(観3)がショットを決め、点差を5点に広げた。しかし、中大も反撃をみせる。タイムアウト明け1分後に2点目を奪われると、残り1分に3点目を奪われ、3点差に。直後に土田(現4)がこの試合2点目となるショットを決め、7-3で第2Qを終えた。
第3Qも点の取り合いが続く。開始1分でショットを決められ、7-4に。それでも細かくパスをつなぎ、粘り強くショットを放った選手たち。伊藤彰(異3)と安藤(文3)がそれぞれ自身2点目を決め、9-4と差を広げた。
最終第4Q、開始直後に古澤(済2)が得点。選手たちは声を上げて喜び、大盛り上がりを見せた。その後中大に3点を奪われたものの、2点を追加したSAINTS。大量12得点で、中大相手に見事初白星を挙げた。
点を取っても「後半にかけて巻き返してくる」と毎試合恒例のシナリオ作りで想定していた選手たち。3得点の土田をはじめとする計8選手がショットを決めることに成功した。全員でボールを拾い、全員でゴールへ向かう。常に楽しい雰囲気を保ち続け、チームスローガン「CHAOS」状態を全員で作れたことが勝因だった。
次に開催される大きな試合は、待ちに待ったリーグ戦。ここまで勝ちを積み上げている彼らだが、「まだ本当に六大学戦優勝という結果しか残していない」と謙虚な姿勢だ。目標の学生日本一達成へ向け、彼らは前へ進み続ける。
(7月6日・冨田夏希)