【ホッケー部男子】宿敵・学習院大をSO戦で破り、ついに悲願の2部優勝!

◆ 2021年度関東学生ホッケー春季リーグ 男子2部 ◆

6月27日 対学習院大 駿河台大ホッケー場

2018年秋季以来4年ぶりに悲願の2部優勝を勝ち取った!#15 西尾(観3)が2得点を決めるも、準決勝に続きSO戦までもつれる激戦に。目標達成の裏には、どんなピンチにも動じない「雑草魂」があった。次戦は7月4日、今世紀初の1部昇格をかけ一橋大と戦う。

優勝後、胴上げをされる主将・鈴木(現4)

立大の悲願であった2部優勝をかけた決勝戦。相手は2週間前に0-3で敗れた宿敵・学習院大だ。学習院ボールでスタート。両者の意地がぶつかり合い、激しいせめぎあいが続いた。第1Qの9分、立大はディフェンスのファールからPCの機会を与えてしまい、先制を許す。しかしその直後、センターラインからパスを繋ぎ、#15 西尾がシュートを決めた。前回の敗戦を糧に流れを奪われることなく、試合をふりだしに戻した。その後相手のファールを誘い、長くボールをキープするも得点には至らず1-1で第1Qを終えた。

同点に追いつくシュートを決めた西尾に駆け寄る選手たち

第2Qは攻め込まれ、厳しい展開が続いた。そんな逆境でも主将・鈴木(現4)や期待のルーキー・桑原(文1)を中心に全員で声を掛け合う。何度も危ない場面をしのぎ両者無得点で前半を折り返した。

第3Qの8分、試合が動いた。サークル内において、守備側の選手が故意の反則をした場合に与えられるPS(ペナルティストローク)を獲得。#15 西尾が落ち着いて本日2得点目を決める。

PSを決める西尾

そのまま逃げ切りたい立大だったが、第4Qの9分相手にPCを与えてしまう。GK・田中(観4)が弾いたボールを更にシュートされ、2-2の同点となる。時間内に勝負をつけたいところだったが、両者譲らず2試合連続のSO戦へもつれ込んだ。

SO戦でシュートを決める桑原

SO戦の前鈴木は「プレッシャーや緊張感がすごかった。GK含めとにかくみんなに力を抜いてリラックスして」と伝えた。それに応えるように1人目エース・篠崎(文2)が見事なループシュートを決める。その後、桑原や二谷(営3)も落ち着いてゴールを決めた。そして学習院大5人目の選手のシュートを防ぎ、SO戦3-2で勝利。2部優勝を決めた。

その後表彰式が行われ、春季リーグ戦2部最優秀選手賞には篠崎が選ばれた。試合後鈴木は「ここに来るまで、ちょっとどころじゃない事件が2つあって、逆にそのおかげでチームに一体感が生まれた。このチームは逆境に強い雑草魂がある。全員やるときはやる。粘り強い人が集まった熱いチームです」と思いを語った。

表彰式後、トロフィーと賞状を持つ左から田中、鈴木、篠崎

次戦は7月4日。1部昇格をかけ一橋大と戦う。「もう勝つしかないでしょ。4年になってついにこの時が来た。この勢いで来週勝ちます!」と主将は力強く語った。勢いに乗り続けている立大ホッケー部。今世紀初の1部昇格は目の前だ。

(6月30日・本間早瑛)

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