【準硬式野球部】8回裏二死フルカウントからの大逆転!早大下し、上位入賞目前!
◆2021年度東京六大学準硬式野球連盟 春季リーグ戦◆
5月8日 対早大 早大東伏見グラウンド
六大学野球強豪の早大との初戦を迎えた立大。春季リーグで上位に食い込むために、勝たなければならない試合に臨んだ。大接戦の末、初戦を見事に制した。
立大は1回表、先発として登板した竹生(コ3)が好投を見せ早大に得点を許さなかった。その後、1回裏で、市野(理4)の右中間への二塁打により立大が先制。後続の霜鳥(コ3)の二塁打と藤井(社2)のショートゴロで一挙3得点を獲得した。ゲームの主導権を完全に握ったかのように思えたのも束の間。相手選手にセンター前へボールを打たれ、3塁への進塁を許した。続く選手のゴロによる犠牲で失点し、3−1となった。3回表では、内野安打により1塁への進塁。ライト越えの本塁打で、早大に3得点を許す。早大へと主導権は移り、立大は3−4となり逆転された。4回表にも中安から1点を失う展開に。苦しい状況が続くなか、試合の流れが大きく変遷した。一死、1、2塁のチャンスで竹内(コ4)が中安を放ち、1点追加。霜鳥が満塁の2ボール1ストライクで、相手選手の敵失により押し出し、追加点を決めることに成功。立大が5−4で再び逆転した。5回〜7回まで両校抜きつ抜かれつの攻防を繰り返す接戦を繰り広げられた。
8回表、先発の竹生に変わり6回から登板していた水野(コ4)が無失点に抑える。ここから立大が粘りの野球を見せた。8回裏、大戸(コ4)と千頭和(コ3)がアウトになり二死のピンチの場面。水野の代打として登板した白石が中安を放ち、1塁へとコマを進めることに成功。続く竹内は安打を放ち、得点を追加。二死、1、2塁となり、霜鳥へと打順が回る。相手投手との激しい攻防を繰り広げ、フルカウントまでもつれ込む展開となった。両者いがみ合った結果、右中間への二塁打を放ち、立大が9−7となる。再来した立大のペースに、坂井も続き3点を獲得。この回を10―7で終えた。9回表。水野に代わり、八十川が登板。早大から1人のランナーも出さずに試合は終了。見事立大が勝利を収めた。
試合後、逆転の一打を放った霜鳥は「ここで打てば、チームを勝利に持っていけると思った。だから必死に打った」と語った。また次の早大2回戦に向けては、「勝って終われればいい」と勝ちに対するこだわりが垣間見えた。
(5月8日・生駒之和)