【野球部】タテジマの大砲・東が連日の決勝打で連勝街道を突っ走る! 3回を好救援の宮「勝ちへの貪欲さが今の粘りに繋がっている」 〈春季リーグ戦 早大2回戦〉
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◆2021年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
4月24日 対早大 明治神宮球場
打者成績
位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 本塁打 |
[8] | 道原(法3=駒大苫小牧) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[6] | 井上剛(コ3=佐久長聖) | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[9] | 太田(コ4=智辯学園) | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 |
[4] | 山田(コ3=大阪桐蔭) | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 |
[3] | 東(社4=福岡大大濠) | 3 | 1 | 2 | 1 | 0 |
[5] | 吉岡(コ3=広陵) | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
H5 | 佐藤(コ3=福岡大大濠) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[7] | 宮﨑(コ3=大阪桐蔭) | 4 | 2 | 3 | 0 | 1 |
[2] | 黒岩(法3=静岡) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[1] | 池田陽(コ2=智辯和歌山) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 松田(コ3=利府) | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
1 | 野口(コ2=東海大相模) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 石元(コ2=佼成学園) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 栗尾(コ4=山梨学院) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 中莖(社4=長良) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 宮(営3=國學院栃木) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
池田陽(コ2=智辯和歌山) | 3 | 56 | 5 | 2 | 2 | 2 |
野口(コ2=東海大相模) | 1 1/3 | 21 | 1 | 0 | 1 | 1 |
石元(コ2=佼成学園) | 02/3 | 9 | 0 | 1 | 0 | 0 |
栗尾(コ4=山梨学院) | 1 | 19 | 2 | 1 | 0 | 1 |
宮(営3=國學院栃木) | 3 | 44 | 0 | 5 | 0 | 0 |
RIKKIOの勢いが止まらない!シーソーゲームを制し、破竹の3連勝をマークした。前日の快勝とは打って変わり、2度のリードを許す苦しい展開に。しかし、今年のタテジマは一味違う。4回、宮﨑が3点本塁打を叩き込み、リードを奪い返す。その後、再度勝ち越されるも、7回に東が2点適時二塁打を放ち再逆転に成功。リードをもらった投手陣は、5番手の宮が3回を完璧に抑える好投を見せ、早大打線をシャットアウト。勝点1を奪取し、開幕から負けなしの3連勝を収めた。
最後の打者を空振り三振に仕留めると、背番号19は左手を突き上げ、何度も吠えた。7回から5人目として登板した宮は、最初からエンジン全開。本日のデキを99点と自己評価する投球は、快音を鳴らせていた早大打線を沈黙させた。「自分の軸である真っ直ぐでしっかり空振りを獲れたのが良かった」。3回を投げ、1人も出塁を許さない好救援。5つの三振を奪うなど、タテジマに攻撃の流れを引き寄せた。
野球は2死から。法大戦を彷彿させる“粘りの立教”は顕在だ。早大の先発投手は西垣(4年=報徳学園)。序盤に4者連続三振を奪われるなど、立大打線は封じ込められていた。宮﨑も昨秋対戦時にも三球三振で抑えられ、苦手意識のある投手だった。しかし、昨夜チームメイトの諸藤(コ3=東農大第二)と夜中まで天敵を研究。その成果もあり、一振りで西垣を仕留めた。打った瞬間、「あ、入ったな」と宮﨑も確信した左越えの3点本塁打。打ちあぐねていた好投手を2死から攻略し、立大打線を活気づける一打となった。
お祭り男が本日も大暴れだ。7回2死から太田が四球で出塁すると、続く山田もバットを真っ二つに折りながらも繋ぐ。そして、好機で打席に立つのは2試合連続で殊勲打を放っている東。2球目の外角直球を右中間に力強く弾き返した。その間に2者生還し、再び逆転に成功。「意識を中堅方向へ」と好調の理由を語る。昨日の本塁打を除き、打球は4安打すべて中堅から右翼に飛んでいる。「チャンスでの1本、チームを勝たせる1本を打つ」。大砲・東は力強く宣言。リーグ2位の7打点を挙げている背番号3の姿が頼もしい。
4戦で積み上げた勝点は3.5と、首位を走るRIKKIO。しかし、そこには一切の油断はない。「謙虚に戦い抜こう」と溝口監督(90年度卒=湘南)もチームを引き締める。悔しいリーグ戦は今年で終わり。嬉しいリーグ戦へ今上書きする。8季ぶりの戴冠へ、連勝街道を突っ走る。
(4月25日・川崎翔海)
≪東大戦の展望はこちらから≫
◆コメント◆
一時逆転となる3点本塁打を叩き込んだ#7 宮﨑
「2アウトだったんですけど、チャンスだったので、大きいの狙うっていうよりはランナーを返したいなっていう気持ちで打席に入りました。(打ったときの感触は)まっすぐを狙ってたんですけど、フォークが甘く入ってきて、それをうまく振り抜けました。当たった感触から入るかなっていう感じでした。(全体を振り返って)細かいミスが結構あったんですけど、結果的にカバーし合って勝てたので、良かったと思います。」
逆転打となる2点適時打を放った#3 東
「大きなのは打たず、ヒットで何とか1点取ろうと思って入りました。向こうもいいチームですし、こっちがベストを尽くさないと勝てない相手なので、しっかりベストを尽くそうっていう話はしてました。(全体を振り返って)チームとしては、バントミスや守備のミスがあったので、それを次の東大戦までにつぶしていきたいと思います。個人としては、良いところで打ててるんで、次の試合からもチームを勝たせれるように打ちたいと思います。」
本日もピンチの場面で登板し、凌ぎ切った#12 石元
「(マウンドに上がったときは)ずっとそういう感じでやってきたので、抑えてやろうって気持ちはもちろんありますけど、自分はチームに流れをもってこよう、チームにとってプラスに働けるように頑張って投げてます。今回の春のリーグ戦ではこういう風に行くぞっていう監督にもずっと言われてるので、その中で自分の仕事はここだと思ってやってるかなっていう感じです。(自分の投球の特徴は)とにかくチームに流れを持ってくる、流れを変えるというような働きをするべきだと思っているので、そういったチームに勢いをつけるピッチングが、自分の投球かなと思います。」
3回を無失点に抑えた#19 宮
「先制されて苦しい展開ではあったんですけど、最後やっぱ1点を勝ち切ることができて良かったなって思います。(早めの登板だったが)展開的にはそういうゲームになることは予想してました。想定通りちょっと早まったって感じなので、そんなに慌てることなく投げることができました。(最後の打者を抑えた時は)優勝を目指してる中で、今日の1戦は絶対落とせない試合でしたし、前半戦の中では大事な山場の試合だったと思うので、そのゲームで1点をしっかり守り切れて勝ち切れたっていうのはすごい自分の中でもうれしかったです。野手もチームもベンチもベンチ外を外れてしまった選手もすごい応援してくれてたので、純粋にうれしかったです。」
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