• HOME
  • WEB記事
  • 野球部 , クローズアップ
  • 【野球部】ノーヒットワンラン投手を強力タテジマ打線が迎え打つ! いざ頂点へ!“太田立教”が始動する! 〈春季リーグ戦 法大戦展望〉

【野球部】ノーヒットワンラン投手を強力タテジマ打線が迎え打つ! いざ頂点へ!“太田立教”が始動する! 〈春季リーグ戦 法大戦展望〉

 

≪タテジマナイン選手紹介はこちらから≫

優勝を知る世代はもういない。今年のスローガンは“一進“。「全部員が一体感を持ち、1位に向かって進む」と主将・太田(コ4=智辯学園)は意気込む。8季ぶりの頂点を目指すRIKKIOは、法大との1戦で開幕を迎える。昨年は3戦3勝と相性の良い相手に、しっかり勝利を重ね優勝へ一進していく。

難攻不落の左右のエースを打ち崩す

六大学屈指の好投手たちがタテジマの前に立ちふさがる。先週の開幕戦、法大のエース・三浦(4年=福岡大大濠)が62年ぶりのノーヒットワンランを達成。140㌔後半の力強い直球とキレのある変化球を織り交ぜ、慶大の強力打線に1つの安打も許さない快刀乱麻の投球を披露した。現役最多9勝を挙げている右腕は、今季は死角なし。昨年は抑えに配置転換していたが、今季から先発に再転向。主将・三浦が法大を牽引する。2回戦に先発するのは左のエース・山下輝(4年=木更津総合)だろう。最速150㌔を超える真っ直ぐを軸に試合を組み立てる大型左腕。リーグ戦初先発した対慶大2回戦こそ、結果が振るわなかったがポテンシャルの高さを見せつけた。加えて経験豊富な中継ぎ陣も控えており、今年も投手王国・法大を形成する。

法大の主将を務める三浦

立大が白星を挙げるためには、左右のエースを攻略することが不可欠だ。注目すべき点は、福岡大大濠で同級生だった、東(社4=福岡大大濠)と三浦の同郷対決だ。リーグ戦開幕前の会見で、三浦は注目選手に東の名前を挙げている。これまでに1度対戦しており、東が凡打に終わっている。初対決から1年が経過。すっかりタテジマの大砲に定着した背番号“3”が、リベンジに燃える。そして、試合の流れを引き寄せるのは、タテジマの韋駄天コンビだ。道原(法3=駒大苫小牧)と宮﨑(コ3=大阪桐蔭)が足でかき乱し、相手バッテリーにプレッシャーを与える。打線の主軸である山田(コ3=大阪桐蔭)・東の前にいかに出塁できるかが勝負の命運を握る。

投手陣全員で勝利を掴み取る、総力戦だ

法大打線はフレッシュなメンバーが並ぶ。昨秋、規定打席に到達したのは岡田悠(4年=龍谷大平安)のみ。その岡田悠が打線の核になる。慶大1回戦では、エースの好投に応える2点適時打を放ち、チームを勝利に導いた。次戦でも安打を放ち、好調を維持。彼をいかに抑えるかが1つの勝負になる。他にも魅力的な選手が揃う。3番に座る齊藤大(3年=横浜)は既に本塁打を放っており、一発には警戒しなければならない。5番打者の後藤(4年=滋賀学園)は現在打率.429をマーク。主力選手は前カードで全員が安打を記録しており、状態の良さがうかがえる。

絶対的エースが不在の中、投手陣総動員で白星を挙げる。先発の有力候補は池田陽(コ2=智辯和歌山)か。昨年は怪我の影響もあり、不完全燃焼の1年を過ごしたが、今年は飛躍の年にする。中川(現・オリックスバファローズ)が卒業して、不在のエース番号“18”を虎視眈々と狙う。「自分が思った通りのボールを投げることができれば、きちんと抑えられる」。最速150㌔の直球を武器に法大打線を封じ込める。池田陽が一本立ちできるか、この1戦が試金石になる。ブルペン陣には、リーグ戦初勝利を狙う副将・栗尾(コ4=山梨学院)、タテジマの鉄腕・宮(営3=國學院栃木)をはじめ、頼もしい選手たちが待機する。将来のRIKKIOを支える右腕の島田(コ3=龍谷大平安)、左腕の野口(コ2=東海大相模)は神宮デビューが確実だろう。新風を吹き込んだ投手陣が、総力戦で勝利を手繰り寄せる。

(4月16日・川崎翔海)

関連記事一覧