【野球部】東の本塁打で先制するも、最終回に逆転許し惜しくも勝利を逃す
◆2021年度春季オープン戦◆
4月6日 対Honda 立大新座キャンパス
ついに春のリーグ戦まで2週間を切った。最終調整を行う立大戦士は昨年、都市対抗野球で優勝しているHondaと接戦を繰り広げた。4回に東(社4=福岡大大濠)の本塁打で先制に成功する。投手5人の継投により8回まで無失点で切り抜けるも、9回につかまり逆転を許す。最後まで相手の多彩な投手陣を打ち崩すことができず、悔しい敗戦を喫した。
先発の池田陽(コ2=智辯和歌山)は、初回を3人で締める幸先のいい立ち上がりを見せる。その後も出塁は許すものの、要所を抑えた投球によって凡打の山を築き上げる好投を見せる。4回を投げて無失点で抑え、試合の流れをつかむことに成功する。
池田陽を援護したい立大打線は3番・太田(コ4=智辯学園)からの好打順で4回を迎えた。先頭、太田が持ち前の俊足を活かして内野安打で出塁する。しかし、続く山田(コ3=大阪桐蔭)が遊前併殺打で倒れ、勢いが止まりかけたかと思われた瞬間快音が響いた。2ボールからの甘く入った1球を見逃さず、捕らえた打球は低弾道のままライナーでバックスクリーン横に飛び込んだ。今日も絶好調、東から本塁打が飛び出し先制に成功する。相手ベンチからも驚きの声がこぼれるような一発だった。だが、その後は相手投手陣を攻略することができず、一度も2塁を踏むことができなかった。
援護をもらった投手陣は継投で相手に的を絞らせず、逃げ切りを図る。5,6,7回と毎回得点圏への進塁は許すが、あと1本というところで後続を打ち取る粘投を見せ、無失点のまま最終回へと突入した。しかし、9回にバスターなどを絡めた、巧みなHonda打線につかまり一挙3点を失ってしまう。対する立大は、裏の攻撃で先頭の道原(法3=駒大苫小牧)が右前安打で出塁し食らいつくが、後続が続かず無得点で終わった。
東の本塁打以外で相手投手陣を打ち崩すことができなかった立大。相手の手堅い野球に対して食らいついたものの、投打ともに細かいミスなど課題が見えてきた。しかし、序盤流れをつかんでいたのは間違いなく立大であった。タテジマ戦士はこの悔しさをバネに、春のリーグ戦優勝に向けて調整する。
(4月6日・八村慶介)