【野球部】春季リーグ優勝へ向けたオープン戦、今年も伝統の一体感を見せつけろ!
◆2021年度春季オープン戦◆
3月25日 対日本通運 立大新座キャンパス
春季リーグ戦開幕に向け、勢いをつけたいタテジマナイン。連勝で迎えた対日本通運戦、社会人相手に5人の継投で3失点に抑える。打っては2点を追いかける6回、代打・松田(コ2=利府)の内野安打をきっかけに3点を奪い逆転に成功。最後は山田(コ2=大阪桐蔭)の本塁打で試合を決めた。
流れを引き寄せたのは、試合中盤から登板した島田(コ2=龍谷大平安)、野口(コ1=東海大相模)の継投。8回まで打者16人を無安打に抑える完璧な投球を披露した。185センチの長身を生かし躍動感のある堂々とした直球を見せた島田。170センチと小柄ながらも落差をつけたピッチングで4つの三振を奪った野口。持ち味は違えど、力強い声を出し相手打線を完全に封じ込めるプレーの熱さは同じだ。時折見せるガッツポーズや笑顔からは、投球への満足度が伺える。2人のテンポの良い投球が攻撃を勢い付けさせた。
投手陣の好投に打線も答えた。反撃のきっかけは1-3で迎えた6回、代打・松田の打席。1ボール1ストライクで迎えた3球目。力強くバットを振り抜き打球は三遊間に。遊撃手に好捕されるも、俊足を生かし内野安打となった。続く下位打線が作った好機を上位打線がものにし、一挙4連打で2点を奪う。今年のスローガン「一進」を早くも体現するかのような繋ぐ野球。ベンチからも「もう一点!」という張りのある声が飛び交い、立大野球部伝統の一体感を見せつけた。逆転打を放ったのは4番・山田。三遊間深い当たりに遊撃手も対応できず内野安打で得点を上げる。攻守それぞれが役割を果たし、相手の付け入る隙を与えなかった。
最後に試合を決めたのは9回、山田のライト方向への本塁打。長打が自慢のタテジマのプリンスは留まることを知らない。軽々とボールを高く打ち上げ余裕の表情でホームイン。試合終盤でも冷静さを失わない打撃力はさすがと言っていいだろう。今春も絶大な人気を誇る立大の主砲に注目だ。
高みを目指し目標に向け新たな道を切り開く立大野球部。全員が主体となって各々の強みを発揮し、伝統の一体感を大切に春季リーグで狙うは優勝のみ。昨秋の悔しさを晴らすため、オープン戦でも貪欲な姿勢を忘れずに邁進し続ける。
(3月25日・三俣心葉)