【軟式野球部】 ルーキー石川好投も1ヶ月ぶりの勝利 ならず
◆令和2年度秋季リーグ戦◆
11月11日 対明大 駒沢オリンピック公園硬式野球場
大学の方針によりリーグ戦参加が遅れていた明大と対戦。立大にとっては最も勝利から遠ざかっている相手であり、18年春以降1勝もできていない。この一戦に勝利し、2勝6敗と苦しむチームに光を刺したいところだ。
この試合、山田(営3)が先発予定であったが、コンディション不良により回避。代わって1年生の吉田(社1)が抜てきされた。吉田は前回登板した東大戦では3回途中6失点と苦しい結果を喫したこともあり、汚名返上に燃えていた。中盤まで毎回走者を背負うが、落ち着いた投球で明大戦をゼロに抑える好投を披露。ルーキーは打撃でも見せた。3回の先頭打者として打席に立つと一塁戦を抜ける二塁打を放ち、チャンスメイク。その後4番・成井(コ3)が適時打を放ち、先制に成功。「前回に比べて今日は腕が振れていた」(吉田)。マウンドでもその活躍は光り、7回途中無失点で降板した。
このまま吉田が白星をつかむと思われていたが、8回に失策から同点に追いつかれる。9回に3番手・佐々木(済3)が明大打線に捕まった。回の先頭から2者連続で安打を浴びる。その後犠打を決められ、1死二、三塁のピンチ。この窮地を止められず、適時打を許した。4番手・石川(コ1)にスイッチするも勢いを止められず、この回3点を失い1-4に。
3点ビハインドの場面ではあったがナインは諦めていなかった。先頭の成井、続く八方(法3)が連打でつなぐ。後続2人が打ち取られるも、二死となるも、代打・板倉(社2)が四球を選び、2死満塁のチャンス。続く代打・佐塚(法2)が中前に抜ける適時打を放ち、1点を返した。さらに1番・秋野(文2)の押し出し死球で1点差に詰め寄り、満塁の場面が続く。一打サヨナラのチャンスに応えたい篠田佳(済3)であったが、凡退。勝利には結びつかなかった。
八方世代のリーグ戦は残すところあと1試合になった。3年生にとっては最後の試合を迎える。「最後の試合とはいえ温情なしで勝ちだけ目指す」(八方)。相手は同じく明大。今回の雪辱を果たし、有終の美を飾りたいところである。
(11月16日・渡邊大樹)